今朝は、近所の神野山に、カブトムシとクワガタの観察に行きました。 カブトもクワガタも、カナブン、蛾、蜂、蟻も、みんな元気いっぱいで、子どもたちは大喜び。 夏休みの自由研究、カブトとクワガタの観察記録が終わったら、逃がしてあげようね、と言っています。 多くの生命が共存していることで、森が森として生きてくる。 今のような時代にこそ、しっかりと自然の声に耳を傾ける体験を大切にしたい。 子どもと一緒に、大人も再確認。 長く長く継承され続けてきた先人の知恵は、そのすべてが自然のなかに秘められています。 それはすべて、自然と謙虚な魂との対話によって生まれてきたのでしょう。 今ここの自然が、今ここで必要なことを、きっと伝えてくれている。 近頃ますます、地域の自然に近しさとメッセージを感じるのです。 さて明日から、また九州へ出張です。 【ある古老(80歳)のお話】 昔は、カブトのことをヘイケ、クワガタのことをゲンジとよんどったんや。 子どものとき、よおヘイケとゲンジをつかまえて戦わせたけど、ゲンジの方が強い。はさみよるけ(はさむから)。 薪割りをしてたら、ゲンジの幼虫がコロコロでてくる。それを火であぶって食べるんやけどな、めちゃくちゃ美味しいんや。 カブトの幼虫はでかいのお。刈った草の山とか牛の糞の中におるもんやさきに(いるから)、食べる気せえへん…。 ・・・ そして本題の、イベントのお知らせです。 最近、イベント告知が、どんどん遅くなる傾向があります。 今回のイベント日時は…、なんと今晩! 誠に申し訳ございません!! 【8/6(土)「七夕の集い」@神野山】 ※「山添村イワクラ文化研究会」主催「七夕の集い」は、毎年、旧暦に近くなるように8月上旬に開催しています。 会場:神野山 森林科学館(奈良県山添村伏拝888) http://www.nara-e.net/goo/asobi/forestp-info.PDF (場所の問合せ:0743-87-0548 森林科学館) 参加費:無料 持ち物:懐中電灯(夜は真っ暗になります)、薄手の防寒着(深夜かなり冷え込みます) 午後3時 開場 七夕の短冊飾り付け、 ・抹茶のふるまい、流しそうめん、飲食の出店ほか 午後4時 ホームプラネタリウム組み立て教室 (先着20名様 700円 受付3時~) 夕方5時 ステージがスタート!(例年通り、私は司会) ・石田世里子(Body Sonic) ・山口智(ハンマーダルシマー) 山浦庸平(パーカッション) あかりちゃん(舞)、ほか ・小山聡と「やまんと」バンド、伊川健一、ほか 午後7時過ぎ 竹筒ロウソク点火 午後8時 ステージ終了、お片づけ ☆お向かいの「健民グランド」では… 【深夜まで星空観望会】 大スクリーンに星のビデオ上映と星のお話も。 神野山は、天文ファンの間では有名な、星空観察スポット。 新月の近い日程で、晴れた夜には、燦々と輝く天の川、流れゆく星が堪能できます。 寝転がっていると、宇宙のただ中に存在しているという感覚が広がり、やがて自分自身が宇宙そのものであることが感じられます。 神野山は、古代から星々と非常に関係の深い地なのです。 さて「七夕の集い」当日は、大砲のような巨大な大型天体望遠鏡がズラリと並び、星空愛好家の皆さんがインストラクターとして、いろいろ教えてくださいます。 木星の表面の模様、絶妙な色合いの星雲…、とっても感動的です!! そして600mにわたってイワクラが累々と横たわる「ナベクラ渓」は、現在、太陽電池で夜間ライトアップ中(8/20まで)。 これぞまさに、地上の天の川。 夜、早めの時間帯でしたら、イワクラがまだ温かく、穏やかな岩盤浴のよう。水は見えませんが、イワクラの下を流れる伏流水の音がこだまして、その響きも味わい深いものです。 星空の下、地上の天の川にて神秘のイワクラ岩盤浴。 天地を体感するにふさわしい時空なのです。 太陽のエネルギーを蓄え放つ大地につながり、天へと広がる私。 もっと、もっと、もっと大きくなあれ。 もともとの大きさに、なあれ。 写真1 今朝、神野山中腹から眺める、我らが山添村。 写真2 生命たちの社交場、せめぎ合い、出会い…、 見飽きることがありません。 クワガタムシの下に、雌のクワガタムシが守られて?います。 写真3 ナベクラ渓の太陽光電池によるライトアップは8月20日まで。 周囲が真っ暗なので、夜は、まさに地上の天の川です。
by rupa-ajia
| 2011-08-06 12:34
| イベント(ライヴ・ワーク等
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■ライター 近藤夏織子
(こんどう・なおこ) 医学書出版社の編集部に在籍後、フリー。10数年前より民俗学の分野を中心に、古老への聞き取りを進め、独自の視点で記録執筆を行う。ほか、伝統、食農、田舎暮らし、神話、アート、紀行、建築、科学、医学、…、etc. 中世・ルネサンス音楽のレッスンも承ります(リコーダーアンサンブル)。 http://amanakuni.net/rupa/index.html 各種お問い合わせは、直接ご連絡を ■連載記事・掲載誌の一部 ミニコミ誌『なまえのない新聞』 名前のある家 2000年~ 不定期掲載 『チルチンびと広場』web版 連載コラム担当 「7代先につなげたい、 先人の心」 http://www.chilchinbito-hiroba.jp/column/senjin/ 『チルチンびと』 民俗学分野の原稿を企画執筆 『田舎暮らしの本』 など 以前の記事
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