熊野、再生の力

久々の熊野。
何年ぶりだか、はっきりわからなかったけれど、会う人々の意見を総合すると、約5年ぶりらしい。 それまでは、頻繁に熊野に通っていた。
きれいに積まれた石垣や小ぶりな家は、沖縄そっくり。沖縄北部、アスムイあたりの雄大な景観に似ていて、本当に素晴らしいところ。まずは、花のイワヤ神社にご挨拶して、甲斐さんのタコ焼き食べて。

6年、、、それぞれの大きな変化。
熊野の初日は、パッチワークハウスに宿泊。これまた大きく変貌。仕切壁が増えて、壁にはたくさんの絵。
主の武和さんも、、、見た感じが変化。
でも、人も建物も、本質的には、さほど変わってなかったかも。
夜中までいろんな本音のぶっちゃけ話…、共感。

この日は、なんと武和さんの誕生日だった。
めでたい!

翌日は、米も野菜も、全部、自給自足されているご一家を訪問。
田舎で子どもと住んでいると、何故だか未来への不安というものがどんどん消えてくるのだけれど、このご一家は、まさしくその先を行っておられる。
「ちなみにお仕事は?」
「仕事…、いわゆるお金が入る仕事のことかな? 頼まれたことをしてますね。山仕事とか大工仕事とか」
「本当の仕事は?」
「食べるため、生活の中での仕事のことですね。畑と田圃です!」
これじゃ不安がないのは当たり前。
うちらも、食べるための仕事、ボチボチしていこう。
食べるための仕事かどうかはともかく、「本当の仕事」には、不安なんてないのだ!

夕方、山道クネクネ走って、大好きな友人夫婦の家へ。
二人は、私達にとって、熊野の姉と兄だった。

「熊野」と一言で言っても、それは大和高原にしたら、何個分あるんだろう。天理に住んでいた頃、熊野の友人宅巡りは、本当に時間がかかると思ったものだけど、今は山暮らしに慣れたので、熊野で言う「近所の友人」が、車で1時間先に暮らしていても、さほど違和感はない。ややこしい山道だけど、結構、覚えていたので、かなりスムーズに移動できた。

5年ぶりの再会。
第一印象は、、まったく変わってなかった!
でも、一晩、暮らしぶりを見ているうちに感じる、大きな大きな、本質的な変化。
長らく会わない間、彼女に癌が発覚し、いくつかの療法を試したけれど、効果がなく、、、1年ほど前に出会ったとある気功教室に通い始めてから、癌が自然退縮し始めたという。
もともと、こだわりの暮らしをしていた彼らだったけれど、なんだか今は、、、こだわりを超えた、こだわりのなさが、そこはかとなく漂っている。すごく、普通!

『すべては、あなたが治るため』という小冊子をもらった。これが結構、オススメだという。病院や製薬会社からの広告を完全に断り、ただシンプルに、癌になった本人を主役にした雑誌があるらしい。癌になって、新しく生まれ変わった人々が堂々と主張する、誌面。
http://www.naotta.net
そうでなくっちゃ!

そしてその日は、なんと彼女の誕生日だった!
めでたい!

翌日、彼女と一緒に気功教室に行くことに。
息子とワタルは、遊んでくるといって海にでかけた。
教室に行く前に、ある方の見舞いに、病院へ立ち寄った。
80歳代半ば、点滴をされている。静かに天井を眺めるその眼差しは、とても透明で何かを悟ったかのような。。。大きな瞳。

病院から教室へ車を走らせながら、二人でいろんなことを話した。
癌になって、自分の内側を見つめざるを得なくなったこと、
こだわりに囚われていた自分、そのことに気づかせてくれた癌に感謝していること、、、
彼女は、死して、再び誕生したんだ。

気功教室は、とても静かで穏やかで、自分の身心と静かに向き合うことができるものだった。
原因不明の症状で30もの病名がつき、10種類以上の薬を服用していた女性が、今では健やかとしか言いようのない表情で微笑んでいる。先月、癌の手術を受けたばかりだという男性、力強い存在感。
気功体操の後、じっくり時間をかけて太極拳の基本的な動きを教えていただいた。今回の動きは、太極拳のなかでも、最も古く、最も基本的なものだという。
丁寧に、丁寧に、ひとつひとつの動きの意味やイメージを語ってくださる。
昨年の3月、久高島での経験から、もっとも気になっていたのが太極拳とお能の動きだった。
それを改めて、このように洞察、体験できる機会が訪れたことに、心から感謝した。

 何故、私達には身体があるのだろう?

身体が小宇宙であるとしたら、それを通してこそ、大宇宙とつながることができるのだろう。
心と身体が分化する前、太極というよりも、無極であったとき。
母なるカオスの記憶を、もう一度、思い出すことができるだろうか。
 熊野、再生を準備する地
今月中旬を過ぎてから、誕生日ネタが本当に多い。
先日もらった電話の主とも、ワタルと同じ誕生日だということが発覚し、大いに盛り上がった。

つまり、みな、水瓶座だということ。
  水の瓶
  瓶棺 そして 子宮
私達は、死して再び、母なる子宮から生まれ出ることができるほどに、力強い存在だ。そこに火を灯したのは、誰?
その力を忘れてはなるまい。
  地球    その力を
        その恵みを  思い出す
自らの内にある無限のエネルギー
宇宙そのものである、この生命
 内なる光と 外なる光が
   つながり 広がる
 新しき誕生を祝して

   おめでとう
[PR]
by rupa-ajia | 2007-01-29 11:18 |
<< 柳生新陰流(江戸形)講習会@R... 1月13日 御礼。。。 >>