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ここ広島に到着する前に、高知、愛媛と巡りました。
で、その高知の山間部に暮らす友人に、素晴らしい滝を案内してもらいました。

その名も、「轟の滝」。とどろきのたき。
もっとも気になったのが、三段階の滝になっていることです。

轟という漢字には、車が三つありますが、ちょうど三つの滝つぼが渦巻いていて、まさに文字通りの状況でした。
しかも2つめと、3つめの滝つぼを、間近に見ることができる散策道も整っていました。
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青い水面がとても神秘的で、美しい女性のイメージがでてきます。
案内板を見ると、やはり姫に関する伝説があったようです。

 玉織姫。

水に身を投ずる女性の伝説は、世界各地にありますね。もちろん、奈良にも、大和高原にも、あります。そして、そこにはいつも龍が関係しています。

で、滝の上方には織物に関する神社がありました。織物や鍛冶という技術は、本来、とても呪術的な分野に該当するもの。
祠の前に、剣にまきつく龍の石造がありました。裏側が何かの衝撃で欠けたのでしょうか、欠けた処を補うように、3つの渦巻きが彫られています。
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ここにも、三つに渦巻く轟が。
アイルランドのとある聖地の洞窟にも、古代に刻印された三つの渦巻きがあるそうですね。

滝から、さらに山を少し上ると、小さな隠れ集落があり、耳の神様と、目の神様が祀られています。
耳、ミミ、三三。目は、渦の中心でもあります。

日本は、本当に神秘の国だと思いませんか。
ひなびた山間部にも、ビルが林立する大都会にも、深く根をはったシグナルが残されているのですから。

ルーツに近いと、なおのこと。
現在、広島ですが…、その暗号の深さに眩暈がするほどなのです。。
by rupa-ajia | 2007-05-14 16:55 |
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