☆★**********************☆★ 第三回やまんと・和の体験塾 & ロージッチさん来日・ジャズギターと古楽器のコンサート ~古今東西をつなぐ光~ 9月30日(日) 体験10時半、コンサート5時半、Rupa集合 ☆★**********************☆★ 今回のテーマは「つなぐ」。剣、糸、弦の音。 柳生新陰流の皆さんからお伺いするにつけ、本来、剣は「つなぐ」役目もあるのではないかと、感じることがあります。 順縁の茶道、逆縁の武道。両者は本来、表裏一体であり、究極の対話である…。 相手を傷つけずに戦いを止める技を高めた柳生新陰流の極意が、茶道の心と通じているとするならば、それはとても普遍的な世界観なのかもしれません。 3回目の「柳生新陰流体験」。時代を担う子どもたちと一緒に、素に立ち返って袋竹刀を持ってみたいものです。(講師:柳生二蓋笠会の皆様) 玄米菜食の昼食を頂いた後、午後からは、大和高原の月ヶ瀬に残る、「奈良晒」の「麻績み(オウミ)」を体験します。麻の繊維を指で撚りながらつなげていく細かな作業。 柳生地区邑地も昔、蚊帳の産地で、「布といえば麻布のことだった」とか。 一方、沖縄・八重山地方では、年の数だけ結び目をつくった麻糸の輪に、子どものマブイ(魂)を込める、「マブイ込め」というマジナイがありました。 南島から日本まで、麻、特に「つないだ糸、織った布」にまつわる力は、古からとても大切にされてきたのです。今回は、麻績みで糸をつくり、麻の輪のお守りを作ってみましょう。(講師:「やまんと」の強力な女性陣3人:奈良晒伝承教室在籍) 糸を張りつめた弦。 それをつまびくことによって響く音も、古代からシャーマニズムに不可欠の要素でした。 夕方からは、ドイツのケルンで活躍する撥弦楽器の音楽家たち3人の共演です。 ジャズギター、マンドリン、リュートという、一見、風変わりな編成。 ジャズ、クラシック、バロックという音楽史の3時代に新しい光を投じる、冒険的な「つなぐ」試みです。曲目は、バッハ、モーツァルト、ヴァイス、カステロなど。時代と国境を超えて、つながる響き。 ご縁ある方々と、その時空を共有することで、より一層、響きが広がるのかもしれません。 今回、来日ツアーの最終日、3人の音楽家たちはRupaに宿泊されます。 演奏後は、ゆったり語らい。多様な思いをつないでいく先には、どんな光が広がることでしょう。 大いなる和のもとに。 ★「コンサート」でグループ参加の場合、代表の方のみお電話かメールでご予約ください。当日、グループの人数が大幅に増減しても大丈夫です。「体験塾」は昼食準備の関係上、なるべく正確な人数でご予約くださいませ。 ★【10時半:柳生新陰流体験~昼食~麻績み・お守りづくり~休憩~5時半:コンサート】という流れですが、途中参加もOK。フル参加だと感動も、ひとしお…。 ★夕食は、予約なしで、当日、Rupaでご注文頂けます。 ★宿泊ご希望の方は、事前にご相談ください。 演奏者★プロフィール ・レナート・ロージッチ Renato Rozic クロアチアのザグレブ出身。父はジャズコントラバス奏者。ケルン音楽大学のジャズ科に入学後は、クラシックの作曲科にも出入りし、無調性12音作曲技法にのめりこむ。ジャズ演奏の一方で、前衛的な作品も数多く手がける。が、古典的な調性音楽に回帰、ジャズではスタンダードの演奏にこだわり、モーツァルト、バッハという2大巨匠の演奏に集中。理想とする響きのためにエレキギターにも新しい形を求め、2オクターヴのフレットを持つ楽器を自ら考案、ハイエンドギターと名づけた。そこから現れる音はいわゆる電子音楽のそれではない。この楽器を駆使して、クラシックギターとコントラバスとの三重奏でCD「モーツァルト」を90年代半ばに発表。以後、オーケストラとの共演や、バッハのチェロ組曲からの抜粋によるジャズらしい即興も展開。ジャズ、クラシック、バロック、さらに現代前衛音楽の理論と経験を裏付けに、バッハやモーツァルトに隠れている意外な面を取り出して見せてくれる、ふしぎなからくり箱の様な演奏が特徴。リュート、バロックマンドリンなどの古楽器の弦楽アンサンブル、さらにはインドのタブラ、その他のパーカッショニストとの共演も多数。 また、日本の俳句をこよなく愛し、CD録音ではそれぞれの曲に芭蕉の句を捧げている。http://www.renatorozic.com/index.php ・内藤閒喜 ないとう・やすよし 81年渡独。ケルン在。マンドリン系楽器製作および演奏。ドイツを拠点として国内外でソロ、室内楽、アンサンブルでの演奏活動を行う。他ジャンルで国際的に活躍するユニークなソリストや、様々な文化背景のある音楽家との共演、知られていない作曲家・演奏家の紹介、委嘱作品の発表、マンドリン系楽器の新しい可能性の追究などを目的に89年ケルンマンドリン合奏団"カメラータ・コルドフォーニア・コロニエンシス"を結成。2000年には、日本でのマンドリン合奏団"東京ツプフアンサンブル"を内藤楽器使用の演奏者で結成・主宰し、定期的な演奏活動を展開し、05年と06年にドイツ演奏ツアーを実施。08年はフランス、ノワイヨン市より招待されている。http://music.geocities.jp/zupfensemble/index.html ・蓮見岳人 はすみ・やまと 奈良県生まれ、京都大学史学科卒業後、リュートを佐々木正嗣氏に師事、91年渡独。ケルン音楽大学にてリュートと室内楽をコンラート・ユングヘーネル、室内楽をライナー・ツィッパリング、ケティル・ハウグサンドほかに師事、97年最優秀で卒業。 03年に歴史的室内楽の研究課程修了。フランクフルト芸術大学古楽科でリュートを今村泰典氏、室内楽をミヒャエル・シュナイダー、ミヒャエル・ショッパーなどに師事。各地の講習会等でリュートをロルフ・リスルヴァント、室内楽を、フィリップ・ピエロー、リチャード・エガー等に師事。ドイツとその周辺でのソロ活動のほか、コンティヌオ奏者として多くの古楽アンサンブルやオラトリオ、バロックオペラに参加するほか、現代曲の初演、ジャズ奏者との共演なども。ヨーロッパ各地のオーケストラとの共演、 CD、放送録音など多数。蓮見さんの公式サイト(ユニークな内容、必見です→)http://yamatohasumi.de/ 深い見識と体験をおもちの蓮見さん、久々の再会です。音楽だけでなく、お話も楽しみです。 ★お問い合わせ・ご予約・会場は… ********************** アジア食堂 Rupa奈良市柳生町348 陣屋跡西側 0742-94-0804(FAX兼) rupa@kcn.jp http://rupa.exblog.jp/(ご予約制・乳幼児連れ歓迎) 無農薬・無科学肥料コシヒカリ玄米を使った創作料理 大和高原ご案内、宿泊、イベント、モノづくり など ********************** 今後の予定 9月上旬、広島の田舎で稲刈り、その後、「山水人」にキャンプイン 10/21 ベジタリアンフェスティバル(京都) 11/3 エンジェルガーデンパーティ(奈良) 11月中 第四回 和の体験塾(←また濃い内容の予定)
by rupa-ajia
| 2007-09-21 15:48
| イベント(ライヴ・ワーク等
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■ライター 近藤夏織子
(こんどう・なおこ) 医学書出版社の編集部に在籍後、フリー。10数年前より民俗学の分野を中心に、古老への聞き取りを進め、独自の視点で記録執筆を行う。ほか、伝統、食農、田舎暮らし、神話、アート、紀行、建築、科学、医学、…、etc. 中世・ルネサンス音楽のレッスンも承ります(リコーダーアンサンブル)。 http://amanakuni.net/rupa/index.html 各種お問い合わせは、直接ご連絡を ■連載記事・掲載誌の一部 ミニコミ誌『なまえのない新聞』 名前のある家 2000年~ 不定期掲載 『チルチンびと広場』web版 連載コラム担当 「7代先につなげたい、 先人の心」 http://www.chilchinbito-hiroba.jp/column/senjin/ 『チルチンびと』 民俗学分野の原稿を企画執筆 『田舎暮らしの本』 など 以前の記事
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