鳥たちが 高らかに歌えるのは
鳥たちが 力強く羽ばたけるのは 大地とつながっているから 鳥たちが 天を目指すことができるのは 鳥たちが 海を越えることができるのは 孵ることのできる巣があるから 遥か古代、大和は 南とつながっていた やさしくも力強い歌声と舞い 絶えることのない女神たちの祈り 山の神 ペレ 地球母神 わたしたちは あなたとひとつ ・・・ すべての生命が、あるがままに活き活きと輝いている、南の島 何のためらいもなく、あるがままに喜びを表現する花々 豊かな恵みを惜しみなく与えてくれる、豊かな実り その中心には、子どもたちの笑顔 あるがままで すべては最高に美しい 母なる南の島 失われた楽園、失われた大陸 知るというよりも、思い出すことから始まる何か ネネさんの歌、Iさんのフラが始まった途端、縄文の世に在った南との絆が鮮明に思い出されて、涙がとまらない。ネネさんの輝かしいエネルギーに反応した子どもたちや赤ちゃんが声を上げ、それにネネさんがまた無邪気に反応して、なんとも温かい空気が会場を包み込む。 再び歌を歌っていこうと決意させた存在 それはハワイの州鳥、ネネ 地の鳥 大地の子 ネを伸ばして 大地とひとつになるよ 柳生に来てくれた、美しくも逞しい女神たち 彼女たちを見守るパートナーたち そして、光の子どもたち 山々に広がる南の波動 大和高原の北の要、柳生より、ミロクの道を一気に南へと向かい、天地の柱を建てる 山上のイワクラに上り、ブルガリアンヴォイスさながらに、皆で歌を歌う 即興で織りなす鮮烈な響き ここは陰陽和合の聖なる山、ペレとつながる歓喜と感謝 なんという幸せと希望 さて いよいよ、あの聖域へ すべてのタイミングがそろった 歌い鳥、ネネ、そして母なるエネルギーをもつ女性たち 待ちに待ったそのときを迎えて、涙が止まらない どんなに悲しかったか、どんなにつらかったか 冬が来る前に あの人と 巡り会いたかったんだね 背丈ほどもあるササをかき分けて、長らく人が足を踏み入れて来なかった聖域へ 深い谷 湧き出る清水 大和と南のペレのつながりを 今こそ 思い出す 大地母神さま この巣立ちで このヨミガエリで わたしは わたしとなる わたしたちは あなたとひとつ 鳥たちが 高らかに歌えるのは 鳥たちが 力強く羽ばたけるのは 大地とつながっているから 鳥たちが 天を目指すことができるのは 鳥たちが 海を越えることができるのは 孵ることのできる巣があるから さあ、天へ向かおう 亀の歩みで 世界はこんなにも 美しい 鶴と亀の邂逅
by rupa-ajia
| 2007-11-07 17:37
| イベント(ライヴ・ワーク等
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■ライター 近藤夏織子
(こんどう・なおこ) 医学書出版社の編集部に在籍後、フリー。10数年前より民俗学の分野を中心に、古老への聞き取りを進め、独自の視点で記録執筆を行う。ほか、伝統、食農、田舎暮らし、神話、アート、紀行、建築、科学、医学、…、etc. 中世・ルネサンス音楽のレッスンも承ります(リコーダーアンサンブル)。 http://amanakuni.net/rupa/index.html 各種お問い合わせは、直接ご連絡を ■連載記事・掲載誌の一部 ミニコミ誌『なまえのない新聞』 名前のある家 2000年~ 不定期掲載 『チルチンびと広場』web版 連載コラム担当 「7代先につなげたい、 先人の心」 http://www.chilchinbito-hiroba.jp/column/senjin/ 『チルチンびと』 民俗学分野の原稿を企画執筆 『田舎暮らしの本』 など 以前の記事
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