前夜の告知になってしまいまして、申し訳ございません。
昨秋の奈良ショートツアーで、圧巻なインパクトを残してくれたイオ。 今週末に、またイサくんが来奈!fufufuで、イオの息ぴったりのライブが堪能できます。 決めのすごさが光るイオですが、八重山民謡「月ぬ美しゃ」のような、しっとりと美しい旋律もすばらしいのです。 「月ぬ美しゃ」 http://www.youtube.com/watch?v=LNgPjSd5zK4 「柳生さくら祭」初日の夜、まだまだ盛り上がりたいという方はぜひ、みんなで室生のfufufuに向かいましょう♪ at free speace cafe fufufu 奈良県宇陀市室生砥取550-1(28号線 島ヶ谷トンネル付近) いつも楽しませてもらっているアカリちゃんのお店。くつろいで、ゆったりと音世界を堪能できます! open 18:00 start 19:00 guest 近藤夏織子(リコーダー) 前売り 1500円(1drink付き) 当日 2000円(1drink付き) 飲食別途料金でご準備してます☆ 予約、問い合わせ 09057427730(山浦) IO~イオ~ ギター&ボーカルのイサ、パーカッションの山浦庸平によるデュオ。イオは、森羅万象の源と最終的な目的地を意味するハワイの古い言葉。地上を俯瞰しながら悠々と飛翔する鷹のようなシャーマニックな旋律。深海から響く生命の鼓動とともに、湧き出て流れるようなリズム。二人の織りなす音世界の先に広がるのは、イオの大いなる神秘。 ■
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by rupa-ajia
| 2014-04-04 22:48
| イベント(ライヴ・ワーク等
11月20日18:30~
『スケッチ・オブ・ミャーク』上映会&監督トーク &シェアリング@fufufu(宇陀市室生) 今春、『スケッチ・オブ・ミャーク』を見たとき、神歌を公開できる時がきたことを痛感し、神歌を生み出した広大な背景に潜む、大きな意志のようなものすら感じました(もちろん宮古の大部分の部落では神歌は公開されていませんし、多くが非公開のまま消滅の途上にあります)。 DNAを呼び覚ましてくれるような、うねるような古老たちの歌。 古代の響きでありながら、新たな再誕を促す声。... この映画に登場するミャーク(宮古島)の神歌・古謡は、いわゆる「島歌」で有名な沖縄音階とは異なり、西日本を含めた照葉樹林文化地域に共通する、より古くシンプルな音階です。また、たゆたうようなリズム感は、ポリネシア系の流れを感じさせます。 これらの歌は、【言霊・歌霊】が生きていた時代、古事記や万葉集の頃の霊的生活文化の最後の名残りなのかもしれません。 ここ大和高原でも、今なお祭祀で古謡を歌われる古老がおられますが、彼らの両親は、日常的に仕事唄を歌っていたといいます。明治時代の大和高原。婚礼や棟上げ、講などでの祝宴のとき以外も、日常のなかで歌や踊りが生きていました。農作業が終わった夕方、家の庭先での井戸端会議が興に乗れば、その場で伊勢音頭や手踊りを楽しんだそうです(田原地区の古老の女性談)。江戸時代に日本各地を訪れた外国人たちの紀行文にも、歌舞の記録が散見されます。「日本の労働者は何かする時には必ず歌を歌う」。 私たちは、歌の心、共に生きる心を、再び思い出すことができるのでしょうか。 次代に一番伝わってほしいもの、それは心の幸せ。その伝承は、少数の偉人によってなされるものではなく、困難を乗り越えてなお、幸せに生きる大人たちの姿によって、自然に子どもに伝わるのでしょう。相手を信じて思いを手渡す歌垣は、その世界の象徴。私たちが歌垣のように生きることができるなら、つながり生きる力が子どもたちにも伝わるはず。 人は集まり歌うことで、個を超え、より大きな存在になります。名もなき無数の人々によって歌われ続けた歌は、誰か個人の歌ではなく、大地の歌となり、生きるためのエネルギーを放ちます。 先人たちは、生活のなかで仲間と集い、心をつなぐ歌舞を共有することで個を超え、温かな生命のエネルギーを喚起していたのです。私たちは、決して無力ではありません。 目を閉じ、女性たちの神歌を聴く。歌の流れのまにまに、歌の力が増してくるのが感じられる。先人たちが次代に伝えたかったもの、それは、今ここで私が感じる幸せ。 南の風景に逞しい生命の歌が広がり、希望の種が蒔かれていく 今ここに生きる、私のなかに ~~~~~~~~~~ 11月20日(水)開場17:30~、開演18:30~ 入場料 1000円 ※ufufuの美味しい食事やドリンクも是非♪(別料金:予約歓迎) 上映会後、大西監督のトーク、みんなの思いのシェアリングもあります。 是非是非、ご参加ください☆ ・会場 フリースペースカフェ fufufu 奈良県宇陀市砥取550-1 28号線 島ケ谷トンネル 北口付近 (集落「砥取」とは道が異なります。「やまなみロード」ではなく、28号線を目指してください。) 電車でお越しの方は、近鉄「室生口大野」駅までお迎えに上がりますので、事前にご連絡ください。 上映会後、近くに宿泊ご希望の方には、室生地区内の別荘まで送迎いたします。男女別相部屋で、自炊OKです。とっても素敵なスペースですよ!監督さんも宿泊予定です。(要ご予約) お問い合わせ 0745-88-9205 wa-wa@kcn.jp 当日の問合せ 0745-92-5166(fufufu) 「スケッチ・オブ・ミャーク」公式サイト http://www.sketchesofmyahk.com/ ■
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by rupa-ajia
| 2013-11-13 17:03
| イベント(ライヴ・ワーク等
今月末の宿泊リトリート。実は1カ月前にお知らせをつくって完成させていたのですが、
関わるみんなの心の準備が整わず、ブログアップをずっと待っていました。 でも昨日から今日にかけて多くの流れがシンクロして整い、一つの扉が開いたようです。 そして扉が開いた途端に、今日、かかわってくれる仲間が増えました。 震災後、奈良に疎開してきた、「根っこ」の、うづ芽(vo)と武蔵(ba,gu,etc)の一家三人。 かかわってくれるみんなに、伝えたいこと。 あるがままの、本当の自分でいてくれて、ありがとう。 本当に、ありがとう。 ようやく、ブログにお知らせをアップする時が訪れました。 新たな節目に、新ためてお知らせさせて頂きます。 内なる種をひらくために ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 10月29(土)~30日(日) 吉本有里さんと共に 唄と癒しのリトリート @奈良県山添村「わのわ」 ~内なる種をひらく~ ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 彼の作物を生かし続けているのは、水ではない。 ナヴォティ(内的生命力)なのだ。 彼は自分の子供たち(トウモロコシの種)に歌ってやるし、 植え付けの時は、彼らに祈りを捧げている。 何世代も歌い継がれた歌で、子供たちに勇気を授けるのだ。 (ホピ族の古老の言葉) 大きな変化の波が押し寄せる今、私たちにできること。 できることの原点はきっと、すべて私たち自身の中にあるのでしょう。 大地が揺れ、心が揺れるとき、それでも内なる種は確かにあって、 密やかに、種が芽を出すときを待っているのかもしれません。 思いや感情の波をシェアし、その最奥にある内なる種を感じ、 魂の歌を歌い、勇気を出して、開いてみませんか。 生命を繋げ、新しい世界を始めるために。 ●集合日時:10月29日(土)午前10:30頃 (バス停までお迎えにあがります。バスの時刻は、お知らせの最後をご参照ください。解散は30日午後2時:奈良行きバス停までお送りします) ●今回の拠点&集合場所&ご予約&お問い合わせ 奈良県山添村助命322-1「わのわ」 050-5005-4383 wa-waアットマークkcn.jp http://rupa.exblog.jp/ ●スタッフ 吉本有里(唄,ギター、バイオリン、シェアリングファシリテートほか) 近藤夏織子(各種リコーダー、ボイスワークほか) http://rupa.exblog.jp/ 山浦庸平(パーカッション、チベタンボウル、ボイスワークほか) 長嶺夏子(タイ式ヨガ:ルーシーダットン) http://tetotenap.blog39.fc2.com/ ●2日間のプロセス コンサート(オープニングや夕方など)、シェアリング、ボイスワーク、大和高原の聖地ツアー(巨石、縄文遺跡など)、森のサイレントウォーク、勤行、分かち合いの食事、古式ヨガ(ルーシーダットン)、呼吸法など ・食事は、手作り乳酸菌、EM菌、糠漬け、手作り味噌、手作りドブロクを使用。 サーフセラ、水は純水(逆浸透膜+イオン交換) 22年度産の無農薬無化学肥料の玄米、 無添加醤油、圧搾ナタネ油、 山添村のお年寄りが育てた野菜 、塩は沖縄のシママース ●シェアリングとは、コンサートの後、みんなで輪になって感覚や思いを、あるがままの言葉などを介して共有する時空です。 今回は、大和高原の聖地でのシェアリングや、ボイスワーク、ヒーリング音楽の生演奏、タイ式ヨガ、呼吸法なども、フレキシブルに採り入れる予定です。 ●とても深い時空を共有しながら開いていきますので、なるべく2日間通しでの参加がおすすめです。都合でどうしても部分参加しかできない方は、直接「わのわ」まで、お問い合わせください。 ●「わのわ」への交通アクセスについて ちょっと不便なところですが、いつも不思議なまでに何とかなっています。 どんなことでも、何でもご相談ください! ・お車で…名阪国道「神野口」ICから北へ5分あまり。 ・お車のない方…JR・近鉄奈良駅から奈良交通バスがオススメです(のんびり景色を堪能できます)。バスの時刻表に合わない方は、各地から車で来られる方との同乗をコーディネイトやスタッフ送迎をさせて頂きます。最寄り駅など、詳細をメールにてお知らせください。ガソリン代のシェアをお願いさせて頂く予定です。 ・奈良交通バス 時刻・運賃検索サイト(土日でご確認ください) http://jikoku.narakotsu.co.jp/form/asp/ ●29日、バス停までお迎えに上がりますので、下記のバスにご乗車ください。 ・JR奈良駅(6番乗り場)発 9:11または10:21 ・近鉄奈良駅(4番乗り場)発 9:14または10:24 (帰りは近鉄奈良駅3:11着、JR奈良駅3:19着のバス停にお送りします) ※近鉄・JR天理駅11:30発(2番のりば:「17国道山添」行き)もご利用可能です。バス停までお迎えに上がります(送迎車は要予約、12:33着)。 ※関東方面の方は、「新宿~大和高原・山添」の奈良交通バスの夜行バス(やまと号)もオススメです。バス停まで要予約で送迎いたします。 http://www.narakotsu.co.jp/kousoku/yakou/shinjuku_g.html ■
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by rupa-ajia
| 2011-10-10 18:42
| イベント(ライヴ・ワーク等
![]() 今朝は、近所の神野山に、カブトムシとクワガタの観察に行きました。 カブトもクワガタも、カナブン、蛾、蜂、蟻も、みんな元気いっぱいで、子どもたちは大喜び。 夏休みの自由研究、カブトとクワガタの観察記録が終わったら、逃がしてあげようね、と言っています。 多くの生命が共存していることで、森が森として生きてくる。 今のような時代にこそ、しっかりと自然の声に耳を傾ける体験を大切にしたい。 子どもと一緒に、大人も再確認。 長く長く継承され続けてきた先人の知恵は、そのすべてが自然のなかに秘められています。 それはすべて、自然と謙虚な魂との対話によって生まれてきたのでしょう。 今ここの自然が、今ここで必要なことを、きっと伝えてくれている。 近頃ますます、地域の自然に近しさとメッセージを感じるのです。 さて明日から、また九州へ出張です。 ![]() 【ある古老(80歳)のお話】 昔は、カブトのことをヘイケ、クワガタのことをゲンジとよんどったんや。 子どものとき、よおヘイケとゲンジをつかまえて戦わせたけど、ゲンジの方が強い。はさみよるけ(はさむから)。 薪割りをしてたら、ゲンジの幼虫がコロコロでてくる。それを火であぶって食べるんやけどな、めちゃくちゃ美味しいんや。 カブトの幼虫はでかいのお。刈った草の山とか牛の糞の中におるもんやさきに(いるから)、食べる気せえへん…。 ・・・ そして本題の、イベントのお知らせです。 最近、イベント告知が、どんどん遅くなる傾向があります。 今回のイベント日時は…、なんと今晩! 誠に申し訳ございません!! ![]() 【8/6(土)「七夕の集い」@神野山】 ※「山添村イワクラ文化研究会」主催「七夕の集い」は、毎年、旧暦に近くなるように8月上旬に開催しています。 会場:神野山 森林科学館(奈良県山添村伏拝888) http://www.nara-e.net/goo/asobi/forestp-info.PDF (場所の問合せ:0743-87-0548 森林科学館) 参加費:無料 持ち物:懐中電灯(夜は真っ暗になります)、薄手の防寒着(深夜かなり冷え込みます) 午後3時 開場 七夕の短冊飾り付け、 ・抹茶のふるまい、流しそうめん、飲食の出店ほか 午後4時 ホームプラネタリウム組み立て教室 (先着20名様 700円 受付3時~) 夕方5時 ステージがスタート!(例年通り、私は司会) ・石田世里子(Body Sonic) ・山口智(ハンマーダルシマー) 山浦庸平(パーカッション) あかりちゃん(舞)、ほか ・小山聡と「やまんと」バンド、伊川健一、ほか 午後7時過ぎ 竹筒ロウソク点火 午後8時 ステージ終了、お片づけ ☆お向かいの「健民グランド」では… 【深夜まで星空観望会】 大スクリーンに星のビデオ上映と星のお話も。 神野山は、天文ファンの間では有名な、星空観察スポット。 新月の近い日程で、晴れた夜には、燦々と輝く天の川、流れゆく星が堪能できます。 寝転がっていると、宇宙のただ中に存在しているという感覚が広がり、やがて自分自身が宇宙そのものであることが感じられます。 神野山は、古代から星々と非常に関係の深い地なのです。 さて「七夕の集い」当日は、大砲のような巨大な大型天体望遠鏡がズラリと並び、星空愛好家の皆さんがインストラクターとして、いろいろ教えてくださいます。 木星の表面の模様、絶妙な色合いの星雲…、とっても感動的です!! そして600mにわたってイワクラが累々と横たわる「ナベクラ渓」は、現在、太陽電池で夜間ライトアップ中(8/20まで)。 これぞまさに、地上の天の川。 夜、早めの時間帯でしたら、イワクラがまだ温かく、穏やかな岩盤浴のよう。水は見えませんが、イワクラの下を流れる伏流水の音がこだまして、その響きも味わい深いものです。 星空の下、地上の天の川にて神秘のイワクラ岩盤浴。 天地を体感するにふさわしい時空なのです。 太陽のエネルギーを蓄え放つ大地につながり、天へと広がる私。 もっと、もっと、もっと大きくなあれ。 もともとの大きさに、なあれ。 写真1 今朝、神野山中腹から眺める、我らが山添村。 写真2 生命たちの社交場、せめぎ合い、出会い…、 見飽きることがありません。 クワガタムシの下に、雌のクワガタムシが守られて?います。 写真3 ナベクラ渓の太陽光電池によるライトアップは8月20日まで。 周囲が真っ暗なので、夜は、まさに地上の天の川です。 ■
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by rupa-ajia
| 2011-08-06 12:34
| イベント(ライヴ・ワーク等
この数ヶ月間、お伝えしたいことが山積していたのですが、どんどん次の流れがやってきて、なかなかタイミングを掴めず、、いつの間にか師走になってしまいました。
例えば前回の日記は、有里さんのライヴ。。 随分と昔のような気もしますが…、思えばライヴを挟んだ数日間、滞在の方々とのディープな日々。あの流れのなかで、思わず涙を流した方が何人も、いらっしゃいました。音楽が終わった後も、みなさんとの響き合いは、いつまでも心に残りますね。 本当に、ありがとうございました。 ・・・ 秋からの仕事も、非常に意味深いものばかり。各地での取材に合わせた旅でも、多くの出会いがありました。出会う方々、導かれた聖域、目覚めつつある輝ける存在たち…。 神々の引き合わせに、心からの感謝でいっぱいです。 しかし何よりも特筆すべきは、この大和高原での日常。 今年の紅葉は非常に美しく、毎朝・毎夕、ため息の出るような景色でした。地域の先達たちとの恒例イベント(ドブロクの仕込みなど)に加え、各種行事など。(これはみなさんにも告知すべきだったと、今さらながら、反省) それと母としては…、昨今の「食」について、いろいろと考えさせられる機会がけっこうありました。この所感は、またの機会に。 それしにても、住めば住むほどに、この地の先人の方々が積み重ねてこられた智恵と愛の大きさに、圧倒されます。 豊かに色づく里山に、見事に調和して優しさを広げてくれる、地域の古老たちの表情。 美しく優しく守られ続けてきた、氏神を中心としたムラというシマ(宇宙)。 このただ中に住まわせて頂くことができて、本当に有り難くてたまりません。 そしてますます、それを表現する言葉を失っていくのです。 でも、しかし。 とにかく、お知らせせねばならぬことが!! それは【2011年 柳生さくら祭】の日程。 2011年4月9日(土)・10日(日)に、正式に決定いたしました。 非常に個性的な気風の残るムラ、柳生。 そこから急展開で脱出することになったにもかかわらず、移住後も、実行委員会・企画委員会に招集して頂けるとは…、大和高原の伝統的なムラ関係の中では、極めて異例のこと。 大和高原を離れるやいなや、「早く帰っておいで」と声をかけ続けてくれた、心の故郷、柳生・大和高原の方々。 どんなに小さなことでもいいので、恩返ししたいのです。 今年のさくら祭は、【大和高原の伝統芸能】をテーマに、非常に興味深いプログラムを考えています。 都祁の「題目立」、大柳生の「太鼓踊り」など、かなり有名になった芸能もありますが、大和高原には他にも、各ムラに貴重な芸能が数多く、密やかに継承されています。 「芸術化・家元化・宗教化」されずに、山里の生活のなかで里人によって必然的に継承され続けてきた芸能は、実に晴れ晴れしく、誇らしい。 祖霊との交歓、新旧の里人たちの交歓によって、ムラの活力が更新される祭祀でもあります。 衣食住を自ら産してきた、里山の暮らしと関わりつつ継承されてきた伝統芸能。 大和高原は、その宝庫です。 この貴重な生活文化は、実際に里山で古老たちの背を見て、子どもたちの笑い声を聴いてこそ、体感できるもの。(昨今、「里山自然環境整備士」なる資格制度<?>があるそうですが、その制度そのものが、山里の核となる「祖霊との絆」を希薄なものにしてしまう可能性も、、あるかもしれないと感じることがあります) 「伝統」というものが決して堅苦しいものではなく、日常のただ中に新たな生命を注ぎ込みながら、みんなが子どもに還ることのできる時空を広げてくれることを、大和高原は私に教えてくれました。 その歓びを、【2011年の柳生さくら祭】で、是非ご体験ください! もちろん例年通り、各種古武術の方々にもご出演頂く予定。 どんなことになるか、、来春が楽しみです☆ ・・・・・ そして、間近なお知らせも。 数年前に柳生のRupaで企画した「やまんと祭り」をきっかけに、大和高原の月ヶ瀬に移住された、ピアニストの国府さんのイベントをお手伝いすることになりました。 昨年2月1日にも、国府邸(WINDS OF ASIA 月ヶ瀬の家)にて非常に楽しい集いを展開しましたが、今回、さらに内容がパワーアップ。 下記のお知らせには「全員参加型・体験交流ライヴ」と説明してありますが、平たく言えば、「やまんと」(大和高原の移住者たちによる、ゆるゆるの多角的模索ネットワーク??)の忘年会に、本格的な音楽がプラスされたような感じです。そもそも 大和高原関係者は普段、それぞれの活動で忙しいので、なかなか集う機会がありません。久々にみんなに会えるのがとても楽しみです。 とにかく国府さんのピアノ、、本当にすごいですよ! 当日のだいたいのイメージは…、以下、昨年2月のイベント報告からご想像ください。 微笑ましいほどにユルいのに、東京首都圏なみのハイレベルな音楽。このギャップが心地よいです。 http://rupa.exblog.jp/10274651/ 音楽好きな方、田舎が好きな方、餅つきをしたい方、とにかく楽しみたい方。是非是非、お気軽にご参加ください~☆ (遠方からお越しの方で、我が家「わのわ」に宿泊ご希望の方は、事前にご相談ください) (当日、私は司会進行役ですが、いつものように、いろんなコトに気を取られたり巻き込まれたりして、つい脱線してしまうと思います。。なので、みなさんで、よってたかって、注意してやってください) 深々と大地へ還る、錦の紅葉 いよいよ迎えの準備が始まる 卯の方から訪れる新しい光。 目には見えない小さな種が 芽吹きの兆しを広げて落ちた 私の内に。 水を注いで 光を注いで (以下、転送大歓迎:ご自由に要約してくださると助かります) ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 12月12日(日) WINDS OF ASIA 体験交流ライヴ ~古(いにしえ)から未来~ 約13時頃~約22時頃まで @WINDS OF ASIA 月ヶ瀬の家 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ "知る人ぞ知る伝説のピアニスト"国府利征(旧名・輝幸)。 彼の完全即興とコンテンポラリー音楽中心のソロピアノライブを中心に、ミュージシャン、アーティスト、自然農、食などに関わる仲間が結集し、オーガニックなコラボ、"お祭り的"参加型体験交流ライブを繰り広げます。 そして参加者お一人お一人と魂の繋がりを深め、地域に根差した文化を共に体験。 国府利征の音楽、仲間たちの奏でる型破りな音楽、大和高原の伝承文化、オーガニックな手料理、里山の原風景が広がる月と梅の里"大和高原~月ヶ瀬"…。 豊かな自然環境のなかで、神聖なパワーを受けつつ、共にお祭りを繰り広げましょう。 ●出演ミュージシャン&アーティスト 国府利征【Pf/ピアニカ】、山浦庸平【Per】、山田晴三【E.Bass】、SHAVDO【Vo/Guit/ジャンベ/尺八etc】、ワンチ【Vo/Guit】、久保田"bota"将規【ミュージックコンクレート/VD】、こ山さとし【Vo/Guit】、伊川健一&ナチュラルファーマーズ、etc… ・スペシャルゲスト:マーティ・ブレイシー【ドラム】 ●月ヶ瀬「葉香園」の辰巳さんたちによる紙芝居『月ヶ瀬物語』 (私の個人的コメント:お茶の産地、大和高原。最近、マスコミなどで移住者による無農薬栽培ばかりが採り上げられ脚光を浴びていますが、実は地元の方々にこそ、無農薬栽培の先駆者がいらっしゃいます。明治時代から山を開墾し、茶の苗木を植え育て、お茶の仕事を開拓されてきた寡黙な先達たち。月ヶ瀬の葉香園は、先祖代々の土地、自然を守るため、30年前から無農薬栽培に切り替えてこられました。さらには、月ヶ瀬に残されてきた伝説を物語りとしてまとめる活動も手がけ、地域活性化を目指して絵本にされました。是非、地域の方々の郷土愛に触れてください!:国府さん、地元の方へのお声がけ、ありがとう!) ●国府利征(旧名・輝幸) プロフィール WOA 主宰 ジャズ・ピアニスト/作曲家。90年代初頭より新たなビジョンに基づく音楽を探し、ジャズ、ブルース、ファンク、クラシック、現代音楽、ヒーリング、ワールドミュージックなどの要素、東洋と西洋などの対極的要素を一つに融合。古代人の知る自然界=大宇宙のシステム(螺旋的フラクタル)を現代の音組織の中に見出した現代音楽の巨匠、ヒンデミットの作曲法を基に独自のスタイルを生む。01年の音楽生活35周年記念コンサートを皮切りに国府利征/WINDS OF ASIAを主宰。著名な音楽家と共に、斬新なジャズ/フュージョン、フリーミュージック系のコンセプトの下、東京や大阪などで活動展開中。またパーマ・カルチャー的生活からの表現を求め、大和高原に、WOA月ヶ瀬の家を開設。自然と向き合い、サラウンディングス・カルチャー(立体的に周囲の気配や環境と一体化する)音楽を追求。 http://blog.livedoor.jp/kokubu_pf ●当日のだいたいのプログラム 12:00Open 13:00 第一部 Start ・国府利征 (ピアノ)、山浦庸平(パーカッション) ・山田晴三( カリンバ) ・餅つき開始(羽間農園のお二人) ・伊川健一&ナチュラル・ファーマーズ ・月ヶ瀬セッション <国府利征(ピアノ)、岡田嘉泰(ドラム)、山田晴三(ベース)、山浦庸平(パーカッション)、福永カヨ(ボーカル)> ・川村バンド(ピアノ、ドラム、ベース、ギター&ボーカル) ・SHAVDO ( 引き語り) ・国府利征 ピアノ・ユニット <山田晴三(ベース)、山浦庸平(パーカッション)、スペシャルゲスト:マーティ・ブレイシー(元もんた&ブラザース:ドラム)> ・ファイヤーダンス 17:00 第二部 Start ~母屋にて~ ・食事(離れで給仕、母屋でいただきます) ・映像 <窪田”bota"将規> ・小山さとし 引き語り ・トーク 松川一人(和心)、伊川健一(健一自然農園) ~自然農法と里山のあり方~ ・紙芝居【月ヶ瀬 梅と姫の物語】 辰巳洋子、辻井君代 ・わんち(引き語り) ・国府利征 ソロ・ピアノで締め 20:20 終了予定 ●参加費 当日:4000円、ご予約:3500円 ※食事&餅つき 込み:マイカップ&皿ご持参ください。 ※中学生以下は食事代のみ。個別にご相談ください。 ●お問合せ&ご予約 wa-wa@kcn.jp 050-5005-4383(わのわ) ●当日のお問い合わせ 090・7472・7037 ●会場 WOA月ヶ瀬の家(奈良市月ヶ瀬石打) 名阪国道「治田」ICから車で10分弱 駐車場は阿弥陀寺の向い(徒歩5分) または、奈良交通バス停「石打」徒歩すぐ (バスは本数が少ないため、お車での参加者の皆様に同乗をお願いさせて頂くこともあります。何卒宜しくお願い申し上げます) ●他、関係者による出店も。 ・オススメ!~羽間農園の【天日干し&手作りのお茶】~ 昨今、自然食品店でも自然農や無農薬のお茶が登場し始めていますが、天日干し&手作りのお茶というのは、なかなか目にする機会がないものです。その理由は、大量生産できないから。四国の山間部に行けば、今でもお年寄りたちが自家用の釜煎り茶などをつくっておられますが、その心身を癒す「太陽の滋味」は、逸品中の逸品です!機械乾燥と天日干しのお茶は、まったくの別物と言っても過言ではありません。 大和高原の先達の方々から、昔ながらのお茶づくりを敬意をもって学び、地道に継承されている羽間農園の羽間さん。非常に謙虚な方で、なかなか表に立つことはありませんが、ブレることなく真摯に頑張っておられます。今回、少量ですが、羽間農園のお茶も販売してもらえることになりました。 もちろん、目立たずとも真摯に頑張っている若手の仲間が、大和高原には他にもたくさんいます!出演者のこ山さとし君も、田畑とお茶、頑張っていますよ! 是非是非、エールを送ってあげてくださいね。 ●企画 国府利征 ●主催 国府利征 WOA@大和高原~月ヶ瀬実行委員会 ※今回は来春開催予定の『WINDS OF ASIA@大和高原~月ヶ瀬』のプレイベントです。 ■
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by rupa-ajia
| 2010-12-02 11:59
| イベント(ライヴ・ワーク等
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8月29日(日) 吉本有里(with夏秋文彦&みなさん) コンサート シェアリング&夕食交流会 CD「龍神さま」リリース記念 ~深き根の力をつないで~ ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ●日時 8月29日(日) 午後2時開場、午後3時開演 ●場所 神野山 森林科学館(山添村伏拝888) http://www.nara-e.net/goo/asobi/forestp-info.PDF (集合場所の問合せ:0743-87-0548 森林科学館) ・夕方からのシェアリングと交流会の場所は、神野山の麓の「わのわ」 (コンサート終了後、送迎致します) ●参加費 コンサート&シェアリング ご予約 1800円、当日:2800円 夕食交流会 1000円 【玄米菜食:要予約】 ●ご予約&お問合せ 「わのわ」 wa-waアットマークkcn.jp http://rupa.exblog.jp ![]() 家庭内のお盆行事にも顕れているように、土着の風習は、一見、「形式的」だと思われがちです。しかし実際にその一端に触れてみると、家ごとに異なる多様なしつらえが、【家族を取り巻く世界をゆるりと広げてくれる】ことに気づくのです。 「人間関係」という目に見えるものだけに注視しがちな現代人の限定的な意識を解放し、時空を超えたリアルな魂の交歓を促す。 そんな家の祭祀の中心にあるのは、日常の「衣食住」です。 なかでもとりわけ「住」、つまり「家」がポイントになっているように思います。 祭祀は家ごとに非常に多様性に富んでいて、他家をまったく気にすることなく、家族みんなが堂々たる神官を勤めます。 必要な道具類は、田畑や裏山で採取した素材で工夫をこらしてしつらえます(宗教や家元制度のように、総本山から取り寄せる必要はナシ)。 マニュアルや講習会受講の必要もなく、長生きしている人から若い人へと、段取りは自ずから伝わっていきます。 そしてムラで生活してみて感じるのは、決して血縁だけが重んじられているわけではないということ。かといって、地縁だけを重視しているでもない。 かつて大家族であることが一般的であったこの地域では、「家族」の内訳は非常に多様で、見ず知らずの居候の滞在のほか、カイコ、ニワトリ、牛、ヤギ、羊などなど…、非常に賑やかな日常が母屋で繰り広げられていたようです。 要するに大切なのは、【同じ屋根の下】ということ。 家の祭祀とは、【目に見えない存在をも含めて、同じ屋根の下、共食の絆を再生するためのバトンのようなもの】だったのです。 この家で、みんなで仲良く暮らしていこうよ ・・・…… ところで今月末8/29に、友人の吉本有里さんのコンサートを企画することになりました。 今年6月に発売された有里さんの新CD『龍神さま』のレコーディングに、私も子どもと一緒に参加しているのですが、不思議なことに、その制作プロセスが、今住んでいる「家」との出会いにパラレルにつながっているのです。 昨夏から、有里さんの長野の「家」を訪れる度に、私の「家」を巡る変化が一気に加速されていきました。 昨年11月23日に長野で『龍神さま』のレコーディングに参加した直後、「3-222-1」から「322-1」へという番地の住所へと移転する話が突然に浮上し、1月23日の二度目のレコーディングの日、正式に住所変更となったのでした。 常にかかわってくる「1、2、3」の数字。 そして今回のCDのコーディネイトをメインで担当した夏秋さん(ヒコさん)も、レコーディング中に長野で素敵な家と出会い、関東から移住して田舎暮らしをスタート! ・・・…… 11月のレコーディングは2泊3日で、有里さんちに到着してすぐ、滞在メンバーの食事を急遽、私が担当することになり、3度3度のメニューを考え続けた3日間。 CDには、料理の間に気分転換に遊びで適当に吹いたソプラノリコーダーも入れられていて、お恥ずかしい限りです(下手っぴ!)。 1月の録音では、当初、私は20年近く愛用しているバスリコーダーで参加のつもりでした。 ところが、昨年、柳生の家を脱出した際に行方不明になっていた大切なバスリコーダーは、どこを探しても見つからず。そこで長野に行く前夜、購入以来、20年近く一度も吹いたことのない、お蔵入りになっていたグレートバスリコーダーを取り出してみました。 通常、木製リコーダーの新品購入の際には、毎日5分ほどずつ吹き込み、徐々に湿気に馴らしていきます。 木製リコーダーは急な湿度の変化に弱く、購入してすぐに1時間以上、吹くことは、まずありません。 で、レコーディング前夜、購入以来、初めてグレートバスリコーダーを少し試し吹きしたところ、なかなかいい感じ。 有里さんが送ってくれた曲「龍神さま」のデモCDを聴いたところ、すぐにオブリガートっぽい旋律が出てきたので、紙にメモって、翌朝、長野に向かいました。 長野に到着すると、夏秋さんが「龍神さま」の壮大なイメージでの編曲を試みていて、まるで大河ドラマのテーマ曲のように重厚な響きになっていました。 結果的に言うと、バスリコーダーより、グレートバスリコーダーの方がふさわしかったのです。 徐々に吹き込むことをせず、2度目の試吹で録音にチャレンジするという非常識な展開になってしまいましたが、下手な笛の音も、みんなの心温かなサポートで何とか収拾がついて、ホッと一安心。 完成したCD「龍神さま」では、グレートバスリコーダーの低音の響きがまさに、大地の龍、黒龍の波動となっていました。 龍笛や石笛の響き、天の龍に誘われて、長い眠りから目覚めようとしている古代、大地の龍です。 かねてより私は古代の大地のスピリットと縁が深く、古き存在にかかわる役割が常に巡ってきます。 近年、各地の古きスピリットの目覚めとともに、私自身の身辺も変化し始め、本来の私自身への再誕が強く促されるようになっていました(魂は、何度も何度も再誕を繰り返します)。 グレートバスリコーダーの登場とともに、アラタナ(新たな)再誕の場、つまり、ス(巣:家)との出会いが浮上したのも、非常に意味深いご縁だと感じざるを得ません。 やはり大和にとって、いつも諏訪の古き大地のエネルギーが大きなサポートになってくれるのを感じます。 家でもっとも大切なのは、基礎。 この大地にしっかりと根ざしてこそ、柱が建ち、棟が上がり、皆が集うことのできる屋根ができます。 そして火と水の交わる「食」を共にする場、「家」が生まれるのです。 何よりもまず、母なる大地に根ざすこと。 この地上世界における母性とは、リアルな自然、つまり地球の母性と共鳴してこそ発露されるものであって、それはこの普段の日常生活で、今ここの大地に根っこを生やすことから始まるのでしょう。 ・・・…… ところで有里さんの自宅での企画、この夏のリトリートのテーマは【ほんとうの家族】とのこと。 夏休みの最後に、家の根っこ、家族の根っこを、みんなで見つめ直してみませんか。 厳密な意味での「一人暮らし」って、あるんだろうか。 隣の家と、同じじゃなくったっていい。 一人一人がこの大地とつながって、みんなで同じ一つの屋根を支えていればいい。 大和高原の家庭内祭祀が教えてくれること。 陰陽和合の秘儀は、足下にこそ。 クラタテ神事のカタチが何故、クロス(十字)に中心なのか。 年迎え行事の拝み膳のレイアウトが何故、クロスに中心なのか。 みんなで和合して、一つの屋根を支えるため 地に落ちた種は、まず根を伸ばし、芽を出す 今ここの家族とともに、「屋の根」を建てよ これぞ、クラ(神座)タテ 天に伸びた、クラの突端に降臨するもの 龍神さま (以下、有里さんの曲「龍神さま」の歌詞より) 太古の昔、降り立った 龍の姿の木の根たち 男と女の異なる波動が ひとつに溶け合って 新しい世をつくりましょう 新しい世を迎えましょう ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 8月29日(日) 午後2時開場、午後3時開演 吉本有里(with夏秋文彦&みなさん) コンサート シェアリング&夕食交流会 CD「龍神さま」リリース記念 ~深き根の力をつないで~ ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ●出演 吉本有里(唄、ギター、バイオリン) http://ainohanam.exblog.jp/ 夏秋文彦(ピアノ、鍵盤ハーモニカ、パーカッションなど:スゴイですよ!) 山浦庸平(パーカッション、クリスタルボウル、コーラスほか) 近藤直子(各種リコーダー、コーラス) 会場の皆様(コーラスほか:皆さんもお好きな楽器をご持参ください。「ケゴン」という曲では、子どもたちと一緒に遊びましょう!) ●参加費 コンサート&シェアリング ご予約 1800円、当日:2800円 夕食交流会 1000円 【玄米菜食:要予約】 ★会場の神野山「森林科学館」への交通アクセスについて ちょっと不便なところですが、いつも何とかなっています。何でもご相談を! http://www.nara-e.net/goo/asobi/forestp-info.PDF ・お車で…名阪国道「神野口」ICから北へ10分。「神野山」の標識に従って神野山を上ると右手に「森林科学館」があります。 ・お車のない方…JR・近鉄奈良駅から奈良交通バスがオススメです(のんびり夏の景色を堪能できます)。バスの時刻表に合わない方は、各地から車で来られる方との同乗をコーディネイトやスタッフ送迎をさせて頂きます。最寄り駅など、詳細をメールにてお知らせください。ガソリン代のシェアをお願いさせて頂く予定です。 ・奈良交通バス 時刻・運賃検索サイト(日祝でご確認ください) http://jikoku.narakotsu.co.jp/form/asp/ ※JR奈良駅13:31発(6番のりば)、または近鉄奈良駅13:34発(4番のりば)の「122下水間」行きの奈良交通バスがオススメです。終点「下水間」までお迎えに上がります(送迎車:要予約)。 ※近鉄・JR天理駅11:30発(2番のりば:「17国道山添」行き)もご利用可能です。バス停までお迎えに上がります(送迎車は要予約、12:33着)。 ※関東方面の方は、「新宿~大和高原・山添」の奈良交通バスの夜行バス(やまと号)もオススメです。バス停まで要予約で送迎いたします。 http://www.narakotsu.co.jp/kousoku/yakou/shinjuku_g.html ※当日のお帰りは、他のご参加の方々との同乗、または近鉄奈良駅などへの送迎です。ガソリン代をシェアさせて頂く予定です。近鉄・JR奈良駅などからご自宅の最寄り駅までの終電を調べておいてください。当日、「わのわ」での検索も可能です。 ・夕方からのシェアリングと交流会の場所は、神野山の麓の「わのわ」 (案内文末の問合せ先をご参照ください。コンサート終了後、送迎致します) ・シェアリングとは、コンサートの後、みんなで輪になって感覚や思いを、あるがままの言葉などを介して共有する時空です。 ●28日夜、29日夜、「わのわ」で宿泊ご希望の方は、事前にご予約ください。29日の午前中、大和高原を堪能するのもオススメです。有里さんたちは29日夜の宿泊予定。 ★ご予約&お問合せ:「わのわ」 山添村助命322-1 wa-wa@kcn.jp http://rupa.exblog.jp ■
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by rupa-ajia
| 2010-08-19 13:17
| イベント(ライヴ・ワーク等
![]() 5月2~3日【わの舞・交流会&講習会@大和高原・山添村】にご参加いただきました皆様、お心を寄せて頂きました皆様、誠にありがとうございました。 きわめて不便な開催地、きわめてそそっかしい主催者でしたが、皆様のおかげで本当にすばらしい集いとなりました。 愛する大和高原に心を寄せてくださって、すべてを温かく見守ってくださって、本当にありがとうございました。 4日は、音楽会のみで舞に参加できなかった子連れ参加の方々を加えると、50人以上のご参加。 夕食交流会も30人近くの方々がご参加くださって、音楽に踊りに語らいに…、偶然、近くを通りがかった方々も含めて、大いに盛り上がりました。 5日は、友人たちが記録してくれた受付ノートでは大人37人の参加でしたが、遅れてご参加の方々や子どもたち、スタッフを加えると総勢50人以上だったようです。 日祝日には数少ないバスも運休してしまうという僻地ですが、近畿各府県だけでなく、三重、愛知、静岡、神奈川、東京、茨城、広島、沖縄、香港など、各地からご参加いただきまして、本当に感謝でいっぱいです。 一方で、ご予約なしで当日朝に参加ご希望のご連絡をいただいた方々のなかには、同乗や送迎の調整ができず、ご参加が叶わなかった方々もいらっしゃいました。本当に申し訳なく思います。 (※前夜までにご連絡くだされば、絶対に何とかなります。交通アクセスを巡るメールや電話を通じて、皆様の思いに触れることができて、とても励みになるのです) ・・・ ドタバタ続きのなか、引っ越したばかりの我が家「わのわ」は、まだまだ片づいていません。 スタッフ田渕君との直前の自称「打ち合わせ」でも、結局、家具運びを手伝ってもらったり、夕食がてら久々にいろんな話で盛り上がるだけ(その家具搬送の続きは、音楽友達や弥勒のBOOさんたちが手伝ってくれました。連日の掃除続きで私は腱鞘炎)。 私はといえば、4日の夕食交流会の料理の仕込みで頭がいっぱい。 今回は30人近い人数分の仕込みということで、個人的に大きなチャレンジでした。敢えて、どこまでできるか試してみたくなったのです。 そこで前日の3日は、一日中、料理の仕込みに専念するつもりでした。 ところが! 3日に到着した弥勒のBOOさん&てるみちゃんとの再会で、考えていた計画は完全にふっとび、気が付けば、二人から湧き起こるイメージ通りに村内の聖域を案内していたのでした…(子どもたちも一緒に)。 前日まで、私もご縁の深い大倭神宮や紫陽花村におられて、さらにはIさんと一緒に吉野で「蛇」のフィールドワークもしたという弥勒の二人。 この必然の流れを断つわけにはいきません。 大倭の陰陽和合に根ざしたエネルギーは、縄文以前の古いもので、大和高原の本来のエネルギーと直結しています。 ちょうど大倭のエネルギーとリンクしたいと感じていたところだったので、願ったり叶ったり! 到着した二人から喚起されるイメージ通りに、順番に聖域を巡っていきました。 彼らの安定した陰陽和合のエネルギーは、大きな果報をつなげてくれます。 とある聖域では母なる旋律が降りてきて、その響きとともに、不思議なポーズが生まれました。より正確に言えば、生命が生まれる際の力点と含むスタイルです(息子が赤子のとき、よく握りコブシをつくっていたことが思い出されました)。 ・・・ さて翌4日当日は、参加ミュージシャンの友人たちを一足早く神野山の「つつじ祭」に送り出して、彼らのお昼にタケノコの玄米炊き込みご飯をつくってから、いよいよ夕食の仕込みの再スタート。 大混乱の仕込みを一段落させて、集合場所の森林科学館に向かうと、遠方からの参加者の方々も続々と到着されていました。「やまんと」仲間を山頂までの送迎に駆り出したり、なんだかんだドタバタと一同、神野山の山頂へ。 山頂では、いともまったりとしたお昼寝ライヴが繰り広げられました。 ちょうどGWの頃は八十八夜で、ここ神野山でも、民俗学的にいう「春の岳登り」が行われる時期。春に聖なる山に登り、日長一日、みんなで唄や踊りを楽しみ、新たなるエネルギーを更新するのです。 岳登りは、人と人、人と自然の絆を深め、男女の出会いの場となると同時に、祖霊や自然霊とリンクする重要な機会でもありました。 4日の音楽会は、まさに、古代の岳登り、歌垣そのもの! そして5日、講習会の後に各自、自由行動の下、神野山あたりで過ごしたフレキシブルで必然的な流れも、とても素晴らしいものでした。 特に印象に残ったのは、5日の最後に、巨大なイワクラの上で、男女各8人、計16人でのボイスワークです。 今までいくつかのボイスワークを経験してきましたが(ウガンの最中に突発的に行う複数名での声出しも含めて)、ここまで素晴らしい調和に満ちた響きは初めてでした。 みんなの声が上がるやいなや、即座に絶妙な和音が立ち現れ、異なる次元の扉を開くほどの強烈なエネルギーを放ちました。 このワークの直前に目撃した【蛇の交尾】も象徴的でした。 16という数のもつ陰陽和合の力が、重要なイワクラの上であますことなく発露された、希有な時空。 ワークの後、自由行動から戻ってこられた方々も含めて、みなさん、思い思いにイワクラの上に放心状態になって寝転がっていらっしゃいました。 神野山の中腹に突き出た、その巨石の突端に座って、山の景色を見渡していると、横たわった皆さんの平和な意識が伝わってくるのが感じられました。 母なる大地と、その子どもたちの生命の営みが織り成す美しさ。 新緑の景色がますます輝かしく目に映り、その美しさに声も出ません。 宮崎駿の映画に出てくるような景色のなかで、しみじみと心から幸せを感じていました。 まさに、「個々の精霊の働きを超えた、より大きな精霊の働きとの出会い」がなされた3日間でした。 言い換えるなら、【個々の精霊の働き】が生み出す「大きな精霊の働き」。 3日間のすばらしい時空を支えてくださったのは、お一人お一人が奏でる個性、多様性でした。お一人お一人の響きが異なるからこそ、得も言われぬ和音「一つなる全」が生まれます。 神々の見事な采配には、いつも魂がふるえます。 「わの舞」主催者の千賀さん曰く「上手に踊ることだけが大切なのではない」とのことですが、そのお言葉通り、思えばこの3日間、いたらぬ未熟な主催者をカバーすべく、多くの方々が臨機応変に助け合い、大家族のように過ごすことができました。 お一人お一人に出会えたことが、本当に有り難く、嬉しかったです。 参加者の方々から「何かお手伝いすることはないですか」と、常に温かなお声がけをいただいて、車の同乗だけでなく、荷物運び、食器洗い、配膳、布団の上げ下ろし、受付、子守、リードに案内など、あらゆる場面で、多様な皆様に助けていただきました。 そんな心やさしい大人たちに囲まれて、子どもたちも伸び伸び(すぎるほどに)遊びまわっていました。 多様性が織りなすこの大自然のただなかで、私たちの祖先は、助け合って暮らし、いつも唄い、踊ることを忘れませんでした。 「わの舞」が、この根源的な感覚を思い出す一助になるのでは…、と思うことがあるのです。 ところで、夕食交流会にて「大和高原での生活体験をもっと聞かせてほしい」と言ってくださった方がいらっしゃいました。 個人的なエピソードは数々あるのですが、時間がなくて結局、ちゃんとお伝えすることができませんでした。 そこで今回の日記では、個人的な体験談の前に、大和高原の生活文化のおおまかな概略をお伝えしたいと思います。 ・・・ 数え切れないほど頻繁に、沖縄を訪れていた時期がありました。 そこでカチャーシーやエイサーなど、長く継承されてきた踊りなどに遭遇し、飛び込みで参加する度に、懐かしさだけでなく、どこか羨望の思いが湧き起こっていました。 祖先から継承されてきた、生活に根ざした歌と踊りをもつことの豊かさ。 その喜びを日本の日常では、もう味わうことはできないのだろうか。 そう思うと、とても寂しい思いになるのです。 でも6年前に大和高原に暮らし始めてから、この島国にも今なおしっかりと継承され続けているスピリットがあることに初めて気づき、非常に大きな衝撃を受けました。 そして、それらの事実を「なかったことにしてきた」自分自身を反省するとともに、【自分自身の内側を見直すことと、自らが暮らす大地(地域)を見直すことが、直結している】ことにも気づきました。 その作業は、つまり「根っこ」を生やすこと。 例えば以前、神野山にて、大和高原の田原地区の田原伝統芸能保存会の方々に、祭文踊りのワークショップをお願いしたことがあります。 その独特のステップは非常にリズミカルで、繰り返し踊ることで、得も言われぬ一体感が生まれてきます。 踊りが終わっても、昂揚した参加者の若者たちが、先生である古老たちの周りをいつまでも取り囲んでいました。 喜びと誇りと自信。 何かを取り戻したかのような活き活きとしたみんなの表情が、とても印象的でした。 「この地の祖霊とつながった」という感覚が、尽きることのない新たな再生のエネルギーを流してくれるのです。 その根っこは、極めて多様です。 そしてすぐ、大和高原に継承される伝統祭祀の驚くべき多様性に気づき始めました。 例えば新たなる火と水を使った、各家庭内での神聖かつ長閑な「年迎え行事」。 その手順や様式は、一軒一軒、家ごとにかなり異なります。 お正月のお供え餅も、三日月型、星型、菱形、それらを組み合わせたものなど、家ごとに様々。 祝い膳(拝み膳)に載せる供物も、半紙、餅、裏白、柑子(またはミカン)、栗、トコロ(山芋の一種)、串柿、昆布、お金などなど、家ごとに実にバラエティー豊か。 隣同士であっても家ごとに継承される伝統祭祀は異なり、しかもその様子をお互いにまったく知らないというのが通常です。 複数の古老へ、同時に聞き取りをさせて頂くと、何十年も毎日のように顔を合わせてきた同じ集落の仲間同士が「アンタんとこの正月は、そういうやり方やったんか!ワシんとこと、エライ違うなあ」と、驚き合われることが多々あります。 年迎え行事では、まず家庭内祭祀を個々の家で行ってから、地域の産土の神社に詣でて共同祭祀を行います。 その共同祭祀も、やはり集落ごとにかなり異なります。 また大和高原には130ほどの集落(明治時代の旧村)があり、その集落内もさらに小字(垣内)に分かれ、それとは別に、数々の「講」が今も継承されています。 集落内祭祀、講、家庭内祭祀など、月日の運行に沿った多層的な集いによって張り巡らされた、多様な「縁」。 どんな人をも落ちこぼさないように、「全か個か」というエキセントリックな状況に陥らないように、複数の縁が補完しバランスをとりながら成立しているように思えるのです。 大自然のなかで自給的に自活するためには、あらゆる場面に備えてあらゆる個性が必要となる。そのことをムラの方々は暗黙のうちに認識し合い、普段の日常生活のなかで、ライフスタイルの多様性を保ちながら縁をつなぎ合う智恵を継承してきました。 そして特筆すべきは、この縁の中に新たな仲間を加えるためのシステム、気風があること。 例えば、江戸時代以来の「与力制度」。 与力制度の詳細は長くなるので控えますが、私のような変わり者の移住者ですらこの高原が安住の地となったのは、【血縁、地縁を越えた「人縁」】とも言うべきものを存続させてきた、あまりにも人間的な気風のお陰でした。 さらにミクロに見ていくと、ムラの中で一人一人が実に個性をおおらかに表現している印象があります。 地域のイベントや共同作業などで、そういった個性が大いに活かされている場面に頻繁に遭遇してきました。 強烈な個性の持ち主が、いつもとは異なる非日常的な場面で、自ずと大活躍しているケースが出現するのです。 一人一人、誰もが本来もつ可能性の大きさに感動を覚えるとともに、人の本質を見抜く目をもつ古老たちの直感に敬服せざるを得ません。 この僻地では、一人の人が同時に多くの役をこなすことが多く、あるときは農民、あるときは神官、あるときは武術家、あるときは伝統芸能継承者と、、状況に応じて人々は多くの表情を見せてくれます。 一度の失敗を許さない、ではなく、一度の恩義を忘れない。 人の多面性を認めているからこそ、このような気質が育っていくのでしょうか。 里山の長閑な家並み、その家屋の開放的な造作は、お互いに信じ合っていることの証左のように感じています。 現代人は無意識のうちに多くの緊張感を抱え込んでしまうものですが、勝手知ったるムラの中では、文字通り何の緊張感もなく、あるがままの自分のままで外を歩くことができます。 ささいな用事で外を歩いていたとしても、見慣れた景色のなかに存在していること自体が楽しく、天気の良い日などには、すべてが最高に輝いて見え、思わず笑みがこぼれます。 鼻歌まじりに野良仕事をしている古老たちの平和で朗らかな心境が、今なら何となくわかるのです。 ・・・ ところで、武術研究家の甲野善紀先生ご推薦の本があります。 それは、渡辺京二氏の著作、『逝きし世の面影』。 江戸末期から明治時代前半にかけて日本に滞在した外国人たちの見聞録をまとめたものです。 何百もの古武術の流派が存在していた、かつての日本。甲野先生は、その土壌を培った当時の生活文化、人としての有り様にご関心があるようです。 (女性には特にオススメです。ちなみに民俗学者の宮本常一の著作も素晴らしいです!) この本に繰り返し登場する典型的な記述を以下にご紹介したいと思います。 【もっとも印象的なのは、(そしてそれはわれわれの全員による日本での一般的観察であった)男も女も子どもも、みんな幸せで満足そうに見えるということだった】 この本を読んでいると、大和高原の底抜けに朗らかな古老たちの顔が思い浮かんできます。そして、彼らに連なる名もなき無数の祖先たちを想像しては、ほくそ笑んでしまうのです。 近代合理主義によって、封建的で保守的で、否定すべき闇として封印されてきた山里。 それは個人個人のレベルでも、あてはまるかもしれません。 集団主義的で自己表現に乏しい、陰気でおとなしい日本人。 人生を謳歌することに対して後ろ向きな国民性であると、繰り返し教育されてきた私たち。 ところが実際の山里は、今も底抜けに個性的でおおらかな空気に満ちていました。 例えば、ここ山添村のある集落では最近まで、もっとも古風な「踊り込み」タイプの「おかげ踊り」が毎年、実施されていました。 この祭りの日には、思い思い奇天烈に仮装した村人たちが、無礼講的に家々に踊り込み、道路のど真ん中で根っころぶ酒好きの人も続出(奈良交通バスは、この日ばかりは厳重注意の下、運行したとのこと。お酒はもちろん、自家製ドブロク)。 現代社会は、「ハレ」と「ケ」を明確に区別し、芸能を自分たちが生み出す家庭や地域から遠く高いところへと追いやってしまいました。 しかし本来、ハレはケの延長線上にあり、むしろ、ハレとケの境界上にこそ、生命の歓びが最大限に放散され、目に見えぬ存在たちとの交歓がなされていたのではないでしょうか。 共同作業の後、集会所などで開かれる長閑な直会の宴に、多くの方々にも参加していただきたいと思うことがあります。 まずは最長老の謡いに始まり、次々と野良着姿の古老たちが謡い始めます。 そこで謡われる伊勢音頭は、世間一般でよく耳にするものとはまったく異なる節回し。 さらに一人一人のソロの部分は、世界でただ一人、その人だけがもつ非常に個性的な響きになります。 しわがれた声の、なんと美しいこと! それはまさに江戸時代から生活のなかで長く謡い継がれてきた伊勢音頭。 そして今ここで、この人しか謡い得ない、唯一の伊勢音頭。 生きた伊勢音頭 みなで声を合わせる旋律で、さらに気分が昂揚し、その場に何かふつふつと沸き上がってくるものが感じられます。 声を合わせると言っても、ピッチもリズムも各々が微妙にズレていたりして、その間合いがまた次なるリズムを誘因していくような、不思議なノリがあります。 そして次第に、今が江戸時代なのか、平成の世なのか、ここが日本なのかアフリカなのか、なんだかよくわからなくなってきます。 そこにいるのは、ただこの地をとことん愛する個性的な老若男女と、目にはみえざる存在たち。 彼らが「アンタの故郷はココやで!」と口々に言ってくださるとき、その背後にいる無数の存在からも、温かな光がさしのべられているのが感じられるのです。 そして、涙で視界が滲むのです。 なんという人間くさい宴。 なんという神々しい宴。 そのすべてが交じり合う、縁。 円。 ・・・ またしても長い日記なってしまいましたが…、個人的に確実に感じているのは、もうそろそろ自己卑下・自己否定を止めたい、ということです。 そして堂々と、幸せであることを宣言しようと思うのです。 その出発点は、私と、足下の大地。 その先にこそ、日本という国が見えてくるのでしょう。 いきなり日本ありき、高尚なる道ありき、というのではなく、何よりも「大地につながる、今ここの私」から始めたいのです。 その土台は、あくまでも日常。 多くの方々に助けてもらった、その経験をもって、私は絶対的に確信します。 人は、もっともっと、幸せになっていい。 逞しき祖先の遺伝子を忘れてはならない。 大地と自分を信じ、そこからつながる無限の絆を思い出し、人々を、日常を、大自然を、つまり世界を信じます。 そして、まわってきた灯火を絶やさない。 飢饉が起こり、火山が爆発し、大地震が起こり、権力者たちによる戦さが起こり…、とにかく、何が起こっても、 名もなき無数の人々が、つまり 種を蒔き、種を守ることを忘れなかった人々、 熱き踊りで駆け抜け、気高き舞を奉納してきた人々、 祝詞を捧げ、祝福の謡いとともに道や家をつくってきた人々、 名もなき無数の人々が、灯し続けてくださった 尊い灯りだから。 神秘は、どこか遠いところにあるのではない。 奇跡は、どこか特別なもののなかにあるのではない。 個々の精霊の働きを超えた、より大きな精霊の働き 個々の日常に支えられた、より大きな営み より大きな幸せへと伝わる、私の幸せ 足下の大地を伝って 「誰もが、いかなる人々がそうであり得るよりも幸せで煩いから解放されているように見えた」 (※ペリーの4年後に来日したオズボーンによる記述。大津波の被害を受けた人々がムラを再建する様子を見たときの所感) かの大陸は、失われてはいない ■
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by rupa-ajia
| 2010-05-31 11:53
| イベント(ライヴ・ワーク等
大和高原も、ようやく春めいてきました!
ピクニックや星空観察など、あたたかくなってきて、日常のなかで自然を堪能できる環境に感謝でいっぱいです(ランチ感覚で山でお昼を食べて、すぐに家に戻って用事ができる~)。 昨日は、ハンマーダルシマーの山口智さんたちと、神野山の山頂にて音楽三昧。最高でした~☆ さてGWの「わの舞」情報ですが、交通手段と4日の出演ミュージシャン、田渕まさや君のコメントなどを追加させていただきました。ピンとくる方は、まだ空きがありますので、是非ご参加くださいませ。(4/26記) 「ワクワクしながら楽しみにしてます」とのご参加予定の皆様のお声が、とても有り難いです。この「ワクワク感」は、すでに山の春の息吹を感じてくださっている証。すべてが躍動し始める春。山の神が山里に降りる春。みんなで輪になって、春を楽しみましょう! ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 5月4日・5日(みどりの日・子どもの日) 「わの舞」交流会&講習会@大和高原・山添村 (子ども参加・大歓迎) ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 祭りとは、個々の精霊の働きを超えた より大きな精霊の働きとの出会いを意味するのだそうだ。 (千賀一生『タオ・コード』より) http://chiga.jimdo.com/ 100ほどの集落が点在する大和高原(奈良盆地の東方に位置する山間部)。集落ごとに微妙に異なる風土、神事、気質。今なお継承される独自の生活文化。集落全体が庭であり、学校であり、農園であり、その精神的中心として、集落みんなで守る聖域がある。 柔和な古老たちが、数々の神事において農民から神人へと変貌する様は、実に神々しく、祖霊や大地の精霊がその身に降臨しているかのようです。 この大和高原に移り住んでしばらく経った頃、この地が話に聞く「中国南部少数民族の世界」に通じているのではないかというイメージが湧き起こるようになりました。 そして昨年、千賀一生さんの著作『タオ・コード』を拝読したとき、大和高原、いえ、日本の自然崇拝と祖霊崇拝のルーツを垣間見るような気がしました。 今の私たち日本人が見失ってしまったものは、哲学や思想ではなく、 自然や人との一体感なのかもしれません。 個を超えた大きな一体感をもたらす、天地、新旧、男女などの陰陽和合は、数々の神事の根底に存在する普遍的なテーマでもあります。 かつて見たビジョンから、そのもっともわかりやすい型が、盆踊りなどの円舞ではないかと、感じるようになっていました。 先住民族の踊りの基本原理を再現した「わの舞」。この円舞に参加したとき、私はある可能性を感じました。 身体を通した一体感を一人一人が感覚を共有しながら思い出すことができたなら、各地域で眠るスピリットも目覚めるのではないだろうか。それが巡り巡って、風土に根ざした多様な生活文化の掘り起こし、再生につながるかもしれない。 そして、人と自然の古きスピリットが充満するここ大和高原で、21世紀に再生した新たな「わの舞」を踊ることで、新旧和合の何かが生まれるかもしれない、と。 …こんな思いつきと遊び心で、今回、大和高原にて「わの舞」の交流会と講習会をお手伝いすることになりました。 自然と歴史に恵まれた大和高原での「少数民族ごっこ」遊び。みんなでシェアする、より大きな精霊との出会い。美しい新緑の季節、星々とつながる聖なる神野山に「自然のなかで、わになって遊びたい」というプリミティヴな人々(?)が集います。ピン!と来ましたら、是非ご参加ください。何でも、お気軽にお問い合わせくださいね。 新緑の5月に、古きスピリットに満ちた神野山で、次代を担う子どもたちと踊る舞。 「個々の精霊の働きを超えた、より大きな精霊の働きとの出会い」がなされますように。 すべてのあなたは、ひとつの私 ●5月4日【癒しの森の縄文音楽会】@神野山 午後1時に 神野山 森林科学館(山添村伏拝888)集合 http://www.nara-e.net/goo/asobi/forestp-info.PDF (集合場所の問合せ: 0743-87-0548 森林科学館) 「みどりの日」に、緑豊かな聖なる山、神野山の山頂で、音楽や「わの舞」で遊びましょう。いつも「わの舞」の陰陽和合ムードを広げてくれる夫婦ユニットのミュージシャン、「弥勒~みるく~」さんが、横浜から駆けつけてくれます。弥勒のBOOさんみたいに、身体を自由に動かして、声を出したりして遊んでみましょう。 弥勒~みるく~ http://homepage1.nifty.com/ASIBI/ http://www.youtube.com/watch?v=hYtFmr4lffc&feature=channel ☆ユニークなミュージシャンたちがライヴもしてくれるよ! みなさんも好きな楽器をもってきてくださいね。 弥勒(横浜:唄、笛、三線、ギター、ウクレレ)、絵本ライヴYANON(京都府京北町:朗読、唄、ギター、石笛)、阿部ひろえ(京都市:唄、ギター)、ふさこ(東大阪:唄、ハープ、鍵盤、太鼓)、山口智(ハンマーダルシマー、フィドル)、こ山さとし(唄、ギター)、山浦庸平(パーカッション)、近藤直子(リコーダー、唄)、ほか ・参加費(ご予約不要):1000円(高校生以下 無料) ・海山風農園の茶畑(神野山山頂)にて、農園主&ミュージシャンの小山さとし君による手揉み茶づくり体験とお茶会も(別途料金不要)。 ・田淵農園の主、モモの家での「タオ・コード読書会」主催者の田淵まさや君もスタッフで参加。自然農に興味ある方も、是非。 ・大和高原のクリエイティヴなママたちのネットワーク「atelier Zoo」による出店も! ・「わの舞」の音楽に、パーカッション生演奏も(演奏:山浦庸平)。 ・スタッフ 田渕まさや君からのメッセージ 3月に東京で一足早く「わの舞」を体験してきました。 「見せる/見られる」あるいは「経験者/初心者」などという隔たりをこえて、音にあわせて一つになって踊れることはとてもシンプルで深い喜びがあります。 それだけでなく、踊りを通じて体は整ってゆき、場の力も高まるのがわかります。 今回、奈良でもみんなで楽しく踊れる機会を持てることはとてもうれしいです。当日たのしみにしています! ●4日 夕食交流会@「わのわ」【要予約】 夕方5時前には山を下りて麓の「わのわ」着(車で5分の送迎)。 玄米菜食。みんなでワイワイ準備しよう☆ 参加費:1500円(小学生以下:1000円以下) ●4日夜の宿泊@「わのわ」【玄米菜食の朝食つき:要予約】 宿泊費:3000円(寝袋ご持参1500円) 寝間着、洗面具、タオルなどご持参くださいませ。 入浴は、月ヶ瀬温泉を予定しています。 http://narashikanko.jp/kan_spot/kan_spot_data/w_si201.html ●5日 千賀一生さんによる講習会「御柱の舞」入門【なるべく予約を】 午前10時半~12時(受付10時~) 場所:神野山 森林科学館(山添村伏拝888) 0743-87-0548 http://www.nara-e.net/goo/asobi/forestp-info.PDF 受講費:1800円(中学生以下無料) ・「子どもの日」。子どもたちも是非♪大人も子どもにかえって♪ ・音楽に、パーカッション生演奏が参加。 ・12時に解散後、希望者で昼食をとり(@映山紅)、神野山の山頂に移動して「わの舞」を踊りましょう。 ★5日の先生:千賀一生さん 「わの舞」主催者、「タオ・コード」、「ガイアの法則」著者 http://chiga.jimdo.com/ ★神野山「森林科学館」への交通アクセスについて ちょっと不便なところですが、いつも何とかなっています。何でもご相談を! http://www.nara-e.net/goo/asobi/forestp-info.PDF ・お車で…名阪国道「神野口」ICから北へ10分。「神野山」の標識に従って上ると右手に「森林科学館」があります。 ・お車のない方……JR・近鉄奈良駅から奈良交通バスがオススメです(のんびり春の景色を堪能できます)。バスの時刻表に合わない方は、各地から車で来られる方との同乗をコーディネイトやスタッフ送迎をさせて頂きます。最寄り駅など、詳細をメールにてお知らせください。ガソリン代のシェアをお願いさせて頂く予定です。 奈良交通バス 時刻・運賃検索サイト(日祝でご確認ください) http://jikoku.narakotsu.co.jp/form/asp/ ※4日の行きは、JR奈良駅11:11発(6番のりば)、または近鉄奈良駅11:14発(4番のりば)の「122下水間」行きの奈良交通バスがオススメです。終点「下水間」バス停までお迎えに上がります。バス停からの送迎車で12時過ぎに森林科学館に到着しますので、科学館横の食堂で昼食を…。 ※4日の行きは、近鉄・JR天理駅11:30発(2番のりば:「17国道山添」行き)がご利用可能です。バス停までお迎えに上がります(12:33着)。 ※5日の行きは、朝9時半に近鉄奈良駅前集合で、お迎えの車を出す予定ですが、1台では乗り切らないため、可能な方は、なるべくJR奈良駅9:11発(6番のりば)、または近鉄奈良駅9:14発(4番のりば)の「122下水間」行きの奈良交通バスにご乗車ください。終点「下水間」までお迎えに上がります。 ※両日ともお帰りは、奈良交通バスがオススメです。バス停までお送りします。 12:08、14:28、17:03、18:03発「下水間」(JR・近鉄奈良駅まで所要時間45分) 17:51発「北野」(JR/近鉄奈良駅に18:45頃着)。 ※関東方面の方は、「新宿~大和高原・山添」の奈良交通バスの夜行バス(やまと号)もオススメです。バス停まで送迎いたします。 http://www.narakotsu.co.jp/kousoku/yakou/shinjuku_g.html ★★★お願い 現在、関東方面からお車でご参加いただける方を大募集中です。 もしもお心あたりのある方がいらっしゃいましたら、このご案内文を転送いただけると助かります。不躾なお願いで、誠に申し訳ございません! ★お問い合わせ:「わのわ」 山添村助命 「わのわ」 hitukichi21@gmail.com http://rupa.exblog.jp ※2日間とも、土の上を裸足で踊る予定ですので、水で湿らせたタオルなどをご持参くださいませ。 ![]() ![]() →一昨年に友人のタケさん(神人さん)のライヴを企画した翌日、神野山の山頂でお昼寝。 ![]() →ナベクラ渓に行くと、みなさん身が軽くなるようです。 ★おまけ ・山添村の神野山について 大和高原は、縄文早期の遺跡と巨石「イワクラ」の県下最大の密集地。大和高原で一番の聖山、神野山の中腹に位置するナベクラ渓は、ハンレイ岩の巨石が650mにわたって重なり合い、天空の「天の川」を地上に投影したものという説も。 http://www.vill.yamazoe.nara.jp/iwakura/iwakura.htm#daisankakei 地元の言い伝えでは、古代、山頂では男女の出会いの場となっていた歌垣や火祭りが行われていたという(火を使った雨乞い神事は数十年前まで実施。4日・5日は、神野山の他の伝説などもご紹介させていただきたいと思っています)。 ・ナベクラ渓について 「天と地がつながる聖地なので、ナベクラ渓に行けば病が治る」という言い伝えがあり、チタンも産出するため、かつてはチタン坑もありました。実際、ナベクラ渓に行くと、まず視界がクリアになり、心身が軽やかになる感覚があります。太陽熱を備蓄した巨石の上に横たわっていると、深いレベルでの癒しを感じます。今回、ご希望の方がいらっしゃいましたら、ナベクラ渓の天狗岩や八畳岩などもご案内します。 ・大阪教育大学名誉教授・地質学 山崎貞治氏のお話 巨石が横倒しになっていないこと、小ぶりな岩がまったく見あたらないことから、堆積学の見地からは自然にできたものとは思えない。この数万個の巨石であるが、上方から下方への移動なら機械なしでも可能。でもその場合でも、数十年から百年ほどもかかる大事業になるので、実に謎めいている。 ■
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by rupa-ajia
| 2010-04-18 01:14
| イベント(ライヴ・ワーク等
12日は、大和高原と天理以外では初めて、有里さんのコンサート&シェアリングに参加しました(Rupa企画??)。
http://ainohanam.exblog.jp/9983504/(←有里さんのコンサートレポート) 今回、ぼやぼやしていた私はまったく何もお手伝いできず、すべてみなさんがしてくださいました。 有里さん、凛オーナーのケイさん、共演のみんな、Macoさんたちに、まさにすべてお任せになってしまって…、本当に本当にありがとうございました。 今まで、Rupaを離れての企画をすることがあっても、だいたい自然豊かなところ、半野外なノリで、準備は体育会系というか、あんまり細かなことはせず、段取りもいい加減なものです。 例えばRupaでは、最初に「受付」をセッティングしたことがなくて、思いついたときに参加費を頂く感じ。帰る間際に、確認してもらったり。自主申告制に近いものがあります。 今回は、山が近くにない都会で、もっぱら室内の中だけの時空。 しかも初めて、受付をしたり、けっこう緊張してしまいました。 ここのところの忙しさと精神的な変化の大きさなどで、慢性的な疲労がかつてないほどにピークに達していて、それが一気に噴出した状態。 頭がよくまわらず、、まさに混沌。。 前日から当日、演奏時間中も、まさに飽和状態。 それにしても今回は、ものすごく贅沢な共演者陣。 映画を見ているような気分です。 夕方の空気感(今だったらヒグラシの大合唱)が感じられず、いつもカウンター越しに料理に励んでいるワタルの気配もなく、Rupa企画という感覚は早々に消失してしまってました。 そんな私を支えてくださったのは、やはりみんなの「素直な感覚」。 子どもたち、有里さん、演奏者たち、スタッフの人達、何よりも、今日のこの時空を選択して来てくださった方々の言外の素直な感覚が、いつもより身に染みて伝わってきます。 コンサートの後、けっこう人数の多いシェアリングになったのですが、言葉が上手い・下手という表層を越えて、一人一人の感覚が伝わってくるのが感じられて、本当に助けられました。 この「素直な感覚」こそが、私にとって大和高原の山や森に該当する瑞々しいもの。 人前で話すのが苦手な私としては、シェアリングではなかなかうまく表現できなかったのですが、言外には、もっと多くのことを感じていました。 Rupaで培ったものを、今ようやく、喜びをもって統合していく時に至ったのだと思いました。 今回、天理時代のRupaの仲間たちも来てくれて、本当に嬉しかった~。 大和高原以外で会うと、その有り難さが身に染みます。「お~!」と、何でも素直に言い合える家族や親戚のような感覚。 かっこつけなくてもいい、等身大でいられるというのは、本当にいいなあ。 ところで陰陽和合というのは、男女関係だけでなく、過去と現在、現在と未来、すべてのハザマに出現し、新たなエネルギーを再生、付与する錬金術的な作用なのかもしれません。 12日の加茂での時空が混沌としたイメージだったのも、何かが生まれる前のカオスの顕れだったのでしょうか。 だから、別に上手く言葉で表現できなくてもいいし、思考をまとめる必要もない。 そして私も、言葉としてはうまく表現できなかったけれど、魂の底からこみ上げるほどに、Rupaやワタルに感謝できたことは確か。 そのことによって、何らかのシフトを頂けたような感触があります。 カオスに差し込む光こそは、次なる次元をもたらす萌芽。 昨日の加茂の時空には、竜神系の強力なエネルギーが渦巻いていました。 目には見えない多くのサポート。 表裏一体・陰陽和合が成し遂げられて、反転しようとする今。 隠され、秘められたものが、表に出てこようとする今。 目には見えない新月が、太陽の表に重なり出てきて、姿を見せるとき。 岩長姫と木花咲耶姫。 海幸彦と山幸彦。 統合こそが、始まりの要。 明日からまた移動ですが、間際になって、いろんな変更や、新たな決定事項が出てきて、、やはりノンビリ過ごせそうにもありません。会うべきいろんな人達と会えるのは、本当に有り難いことで、温かなサポートに心から感謝でいっぱいです。 そして22日。。遠隔で感覚をシェアしながら、すべきことをキャッチしていきたいです。 ・・・ ところでお知らせです。 7月25日に、小嶋さちほさんたち主催の興味深いお祭りが、役行者の生誕地、奈良の御所であります。 ピン!と来られた方は、是非、ご参加くださいね。 今回、またしてもカモのイメージが来ています。 私は、飲食出店(昼~)と唄(夜)で参加です。 さて7月25日のこのイベントは、翌26日の雨乞い神事(@山添村)と深いかかわりがあると感じています。 地元の古老たちの企画による80年ぶりの神事。 その場所は、大和高原で有数の修験の場でした。今も年に一度ほど、地域の行事としてゴマ焚きが行われています。 非常に神秘的なイワクラとガマ(洞窟)のある場所で、見れば誰もがビックリ!なところ。 これほどにプリミティヴなエネルギーが渦巻くゴマ焚きの場を、他に知りません(他の場所は、建物などの人工物もスゴイというか)。 実は、大和高原の各集落の要所要所、森のなかに「行者さん」と呼ばれる聖域があり、役行者の像などが安置されてます。年に一度の祭祀日は、たいがい夏(柳生にも、密かにですが、もちろんありますよ)。 ゴマ焚き、雨乞い神事(火&太鼓&踊り)…、ルーツは、より古層の祭祀にあると感じています。 そんなこんなで、怒濤の7月後半がスタートしようとする今。 私自身への一言は、、 なんくるないさぁ~♪ 大いなるひとつを信じて、歩んでいきたいです☆ ・・・ 役行者のもとで過ごす<時間をはずした日> 7月25日(土) <昼の部> 午後1時start 役行者尊像の御前にて勤行 1:30~2:30 <役行者対談> 3:30~4:30 YOGA WORKと呼吸法 4:40~7:00 AUM chanting,音魂瞑想 <夜の部> 7:30~ 音魂live <役行者に捧げる声明賛歌>ほか インド、沖縄のうたなど 9時 終了 ☆参加費 昼の部 3000円 夜の部 2000円 収益の一部を行者様の祖師堂再建資金に寄進させていただきます。 ☆場所 奈良県御所市茅原 吉祥草寺 tel 0745-62-3472(場所の問い合わせのみ) JR和歌山線御所駅下車 地図 http://www.ubasoku.jp/organization/36jisha/kisshousouji.htm ☆お問い合わせ 080-6216-1192 実行委員会 ■
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by rupa-ajia
| 2009-07-14 20:57
| イベント(ライヴ・ワーク等
今日6月9日は、陰陽和合の日。旧暦5月17日。
週末から息子のお腹の調子がイマイチなまま、梅雨入り。 梅しょう番茶や葛湯など作ってあげながら、(梅雨もお腹の不調も、浄化なんだなあ)と、つくづく実感。 とにかく浄化が必要、とのイメージ。 大食いの息子は、お腹を浄化。 私の場合は、心と頭の浄化が必要です。 近頃、いろいろ考えすぎて、本来の私自身から随分、遠ざかっていたようです。 人の慮りやコントロールへの欲を超えた地平で、宇宙はきっと佳き道へと導いてくださる。 より大きな神の手、その全幅の信頼を忘れそうになっていた私。 いつものように、やってくる波を楽しもう。 その心は、 「なんくるないさ~♪」 そしてその鍵は、出会い。 無限の時空のなかで、出会うことができた者同士。 時間と空間を測ったかのように生まれた、貴重な一期一会。 その小さな交わりにこそ、大きな創造が隠されている。 それこそが、陰陽和合の極意。 そこで今日は、こんがらがってきた頭を止めて、カラッポにしてみることに。 すると、我が家の家紋に関するイメージが、突然ふっと降りてきました。 先日、友人が見せてくれた「ある立体の回転体」。 それを【真上から見たもの】であることが、突如として判明。 なるほど~、「回転体を、真上から」。 いろいろイメージが湧いてきますが、さらに追求すると頭がいっぱいになりそうなので、一旦停止。 次の波待ちです☆ さて、陰陽和合の前置きが長くなってしまいましたが、 本題は、私の魂の姉、吉本有里さんのコンサートのお知らせです。 4月、「柳生さくら祭」が終わった後、京都の加茂にある、コーヒー豆屋さんの「凛」にて有里さんと再会したとき、「陰陽和合と再生」を共通のテーマとして、話が深まっていきました。 その日、有里さんが唄ってくれたのは、完成したばかりの「竜神」という曲。桜島の「ふるさと温泉」での神秘体験がきっかけになったという唄で、テーマは「陰陽和合と再生」。 その時、「凛」でいただいたパンフレットは、キトラ古墳の四神の解説文。 青龍、玄武、白虎、そして「朱雀」。 そこで、7月の有里さんのコンサートのテーマが即、決定しました。 そのまんま、「陰陽和合と再生」です。 (個人的にはプラス、手放すこと、「飛翔」も!) 太極の和合「X」を成すこと、そのプロセス。 そこから生まれる新たな世。 変容の時代、過渡期、ハザマのトキにこそ、心の内側を丁寧に見つめ直したい。 考えるのではなく、ただあるがままに見つめること。 有里さんのコンサートは、どんなときもシェアリングで、リトリートでした。 いつも節目のときに、来てくれるのです。 それは有里さんが初めてRupaに来てくれた8年前から変わりません。 今回、共演の方々も、素晴らしいミュージシャンばかり。 ピン!と来られた方は、ぜひ、ご参加くださいね。 「出会い」という陰陽和合を、楽しみにしています☆ 以下、転載大歓迎~! ☆★*********************☆★ 7月12日(日) ~陰陽和合と再生~ 吉本有里コンサート&瞑想&シェアリング ☆★*********************☆★ あなたとわたしが異なる姿で地上に降り立って、新しい世を作りましょう 甘露の泉 湧き上がる 打ちよせる波 藍の風 男と女の異なる波動が ひとつに溶け合って 新しい世を迎えましょう♪ (新曲『竜神』より) 美しい大自然が陰陽和合によって生まれることは理解できても、身近な陰陽和合への歩み寄りに、とまどいを感じてしまう日常。 出会いも別れも、真実の道は一つ。 曼陀羅のように絡み合う心模様を丁寧に見つめ、シェアしませんか。 うまく話せなくてもいい、聖なるサークルに身を浸してみませんか。 大切な共通の友人の結婚披露宴の翌日、加茂に来てくれる有里さん。 内なる和合への道を見つめる、深いひととき。 ※今回、柳生のRupaから笠置山を越え、加茂へ飛び立ちます。 カモ(鴨)は、幸福・生まれ変わり・再生のシンボル。 ◆会場 coffee豆 凛 絶品の自家焙煎コーヒー豆屋さん。0774-76-3377 JR関西線「加茂」駅西口前、ローソンの裏の白い建物。 レトロで懐かしい感じのお部屋、2部屋&台所をお借りします。 ◆プログラム 1:30 開 場 2:00 第一部:コンサート☆スタート ★共演:遊人(しの笛) MIROKU(森羅万象音楽家) 山浦庸平(パーカッション) 4:30 第二部:瞑想・シェアリング゙ 6:30 夕食交流会 「凛」の自家焙煎コーヒー&「デルベア」のバウムクーヘン&Rupa玄米菜食つき (要予約☆別途1300円) ※「凛」の自家焙煎コーヒー豆のこだわりは、すごいです!オリジナルブレンドも、いろいろありますので、店主のケイさんに、是非、いろいろ訊いてみてくださいね。 ※デルベアのバウムクーヘンは、自然素材にこだわった手作り。自然なバウムクーヘンは、こんなにも美味しい!今回、無料でプチピースの試食ができることに☆ http://www.derbar.jp/ ◆第一部 コンサート:当日2800円、ご予約2500円、小中学生無料 ◆第二部(完全ご予約制) 瞑想とシェアリングとコーヒー・バウムクーヘン付き玄米菜食の交流会 :大人1300円、小学生以下 800円、3歳以下無料 ◆お問合せ&ご予約 アジア食堂Rupa 0742-94-0804 rupa@kcn.jp http://rupa.exblog.jp/ ◆吉本有里 長野県在住。2児の母、シンガーソングライター、バイオリン奏者、魂の目覚めのためのリトリートオーガナイザー。大学在学中より音楽活動。92年、カリフォルニアの大自然に囲まれたエルクバレーに移住、二児を自然出産。03年帰国。長野で古民家を借り、畑仕事・育児をしつつ、国内外でライヴ活動。05年から長野の自宅で2泊3日のリトリートをスタート。多様な人生経験にもとづいた語り、透明な歌声は、心をゆさぶり、光をもたらす。06年12月、自宅全焼。07年、再出発…。http://ainohanam.exblog.jp/ 最後に、今回のコンサートで私がリクエストしている、 有里さん&誠さんの唄『祈りの始まり』の言葉を…。 流れる水と戯れる 子どもたちと虹を旅する それが愛の始まり それが祈りの始まり 木々の匂いをかく 畑に苗を植える それが命の始まり それが祈りの始まり 宇宙とつながっている わたしの心 輝く衣をまとい 舞い降りてきた あなたの光 未来のわたしと共に生きる 過去のわたしと共に生きる それが愛の始まり それが祈りの始まり いつかまぶしい草原で 深く出逢ってゆく わたしと あなたの 清らかな心 ■
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by rupa-ajia
| 2009-06-09 20:28
| イベント(ライヴ・ワーク等
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■ライター 近藤夏織子
(こんどう・なおこ) 医学書出版社の編集部に在籍後、フリー。10数年前より民俗学の分野を中心に、古老への聞き取りを進め、独自の視点で記録執筆を行う。ほか、伝統、食農、田舎暮らし、神話、アート、紀行、建築、科学、医学、…、etc. 中世・ルネサンス音楽のレッスンも承ります(リコーダーアンサンブル)。 http://amanakuni.net/rupa/index.html 各種お問い合わせは、直接ご連絡を ■連載記事・掲載誌の一部 ミニコミ誌『なまえのない新聞』 名前のある家 2000年~ 不定期掲載 『チルチンびと広場』web版 連載コラム担当 「7代先につなげたい、 先人の心」 http://www.chilchinbito-hiroba.jp/column/senjin/ 『チルチンびと』 民俗学分野の原稿を企画執筆 『田舎暮らしの本』 など 以前の記事
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