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夏至~火水が和して 生まれし光

6月8日(旧暦5日5日)は、彦根の「アートフェスタ勝負市」に参加。
彦根市の花「花しょうぶ」にちなんで、「花しょうぶ通り商店街」と名付けられた古い通りに、作家さんたちの出店が並びます。
花しょうぶは、5月5日と6月8日の「誕生花」だそうですが、この日に、柳生しょうぶ園の地から、勝負市に出店するのも何かのご縁なのでしょう。今年の市のテーマは、「拓く(ひらく)」。
柳生新陰流を念頭においた勝負とするならば、「昨日の我に今日は勝つべし」。「拓く」ことで新たに生まれ直す、そんなイメージでしょうか。

当日は、降水確率70%を覆し、快晴の天気となりました。
いつものように昼には天然酵母パンとカルツォーネが完売し、あとは木のスプーンと版画の店番をしていました。今回は大きめの版画のお買いあげも。有り難いことです。ワタルは作家さん巡りをして、木地師の出店者の方々からいろいろ教えてもらったそうで、これまた嬉しそうでした。

ところで今回、久々に器を購入しました。
こっそり格安にして頂きました~。大皿を一枚購入した出店ブースでは、うちにある黒いお茶碗とペアになるような白いお茶碗など3点をオマケにつけてくれました。帰り際に格安で白い大皿を購入したブースでは、ペアになるダークブラウンの大皿もオマケに。この陶芸家さんとは十数年ぶりの再会(当時、購入した小皿は今もRupaでよく使わせてもらっています)。
ということで、その日、陰陽ペアのお皿が二組そろいました。

夕方、ワタルと一緒に息子が抽選会に行ってきて、これまた嬉しいプレゼントが大当たり(何度も遊びに行くので、抽選会場のスタッフ達と顔見知りになってしまった息子)!。賞品は、最近、花しょうぶ通りでオープンした話題のビーガンカフェ「Ruwam」の焼き菓子2袋と、ケーキの無料ペアチケット。
近頃私も、両親が育てた小麦と大豆の粉を100%使ったビーガン(動物性不使用)のお菓子をよく作っています。参考になりそうで、嬉しい。。 遠方からの出店のためカフェで飲食できないので、持ち帰りをお願いしに行ったところ、カフェ内にいるスタッフ&お客さん達みんなで「すご~い!当選、おめでとう~」と喜んでくださって、嬉しさ倍増。ケーキは完売していたので、後日、送ってくださることになりました。

出店終了後の夕方、真奈美さんオススメの大杉神社に参拝に行こうかと思っていたのですが、遅い時間になってしまったので、断念。
昨秋に参加したプレスツアーで印象に残った米原の丹生地区が近いことが判明したので、急遽、木彫りの里、丹生にまた立ち寄ることにしました。
来週の夏至、神野山で「水と光」の企画を考えているので、下丹生の湧水を頂こうかと思ったのです。

地図を見ると、丹生は、大杉神社のある武奈山や、霊仙山のふもと。この山々の水が丹生川へと流れ込んでいたのですね。湧水は「いぼとり水」との命名で、案内板を見れば、丹生ということで、やはり「製鉄」や「子授け」とも縁が深いようです。水神は、子守神・子授けの神でもあります。柳生地区にも丹生町に丹生神社がありますが、やはりご祭神は水神(最近、柳生の丹生が気になっていたので、調べていたところでした)。
丹生と言えば、朱のイメージ。「朱に交われば赤くなる」と言いますが、水のことをアカ(アクア)と呼ぶこともあり、おもしろいものです。

翌日、6月9日は、奈良市民病院の耳鼻科へ。
息子が保育園の耳鼻科検診で「鼻水少々、鼻炎の可能性アリ」との結果をいただき、耳鼻科に行くことにしました。診察はあっという間に終了し、案の定、何の問題もなかったのですが、待ち時間が長かった…。小児科と違って、耳鼻科の待合い室は素っ気なく、息子をなだめるのが大変。ところが、小児科から持ち込まれたのか、象のぬいぐるみがポツンと置いてあるのを発見。それで随分と助かった次第です。象の鼻をもって遊ぶ息子を眺めつつ、以前見た印象的な夢を思い出していました。

ノアの箱船のような船内。
いろんな動物たちが雄雌つがいで入っているのですが、象の前に来たとき、夢の中で変成意識に。テレパシーのようなもので象と会話をするのですが、そこで、私が子どもの頃から象が大好きだった理由が明かされたのでした。途端に目が覚め、「そうだったんだ!」と感動しながら起きたことは覚えているのですが、今となっては、その理由がイメージとしてしか思い出せないのです。そのイメージは、言葉にするのがちょっと難しい…。敢えて言うならば、「すべてのあなたは、ひとつの私」でしょうか?

病院を出て、そのまま生駒の宝山寺に向かいました。人と会う用事が済んだ後、初めて宝山寺にお参りに行きました。非常に濃い波動。行くべきところがあるようで、奥の院のその奥へ、大急ぎで向かいました。古代からのウタキです。ウガンが終了した途端、突然、雷が鳴り始め、大急ぎで車に戻ったときには大雨になってしまいました。

宝山寺には歓喜天が祀られていました。歓喜天は象頭の双身で、陰陽和合の象徴。ちょうど6月9日は陰陽和合の日でもあるとか。ここでも、夏至のために、丹生の水を奉納し、宝山寺のお水をいただきました。
象。天地をつなぎ、光の矢で大地に受精する雷。

翌6月10日は「時の記念日」。
実は、私のアマチュア無線のコールサインはJJ3JJY。JJYは、日本標準時間を放送している時刻放送のイニシュアルでもあるので、6/10は昔からご縁を感じる日です。

この日は早朝から、和歌山の旧・日置川町に行きました。
農家民泊や体験型観光を通した村起こしの取材で、日置川沿いの農家の方々から、実に感動的な話をお伺いしました(梅の実の選別作業中)。

古代、太陽信仰、とりわけ測量や暦の作成にかかわっていた「日置氏」と関係の深い地なのでしょうか。取材後、日置川を散策し、「日の出神社」にお参りしてから、帰還。

帰りは大阪に立ち寄り、和歌山の「ほんまもん体験」の仕掛け人であり、観光カリスマでもあるT氏の取材。この話が、また圧巻でした。大和高原での地域起こしを考えている私にとっては、まさにタイムリーな授業。
T氏曰く、「普通、知らない人に会ったら、最初の何分間かはゲスト扱いでしょ、観光客なら、なおさら。でも、日置川町の人達は、初対面の相手でも、会った人みんなに家族のように接するんです。即、家族扱いなんですわ」。

そう、先程までいた日置川町で、まさしく私達も家族として受け入れられたのでした。
取材後、息子と一緒に田圃でオタマジャクシを見ていたら、はるか向こうの方から、おばあちゃんが何やら大急ぎでこちらにやってきます。見れば、手には鈴なりに結実したグミの枝と、ビワの実、ユスラウメの実。
そして息子に枝ごと差し出して「よう来たなあ、食べへんかぁ、美味しいで」。

刻まれたしわの奥で輝くやさしい眼差しが、田舎の亡き祖母を思い出させて、胸がいっぱいになりました。田圃の土手に一緒に座り、ノンビリ四方山話をしながら果実を食べるうち、お腹も心もやさしさで満たされてくるのです。

会う人、みんなが家族。
悲しい事件を引き起こす加害者のほとんどが、孤独にさい悩まされていたと言われています。こんなおばあちゃんと接する機会が少しでもあれば…、加害者と被害者を巡る人生はまったく異なるものになっていたのかもしれません。

無限の時空のなかで、出会うことができた者同士。
時間と空間を測ったかのように生まれた、貴重な一期一会。

その小さな交わりにこそ、大きな創造が隠されている。

 それこそが、陰陽和合の極意。

ところで大和高原の神野山では、古くから「九十八夜の神野山登り」と呼ばれた風習があり、5月の九十八夜にみんなで神野山に登り、歌舞飲食を楽しんできました。民俗学でいう「岳登り」ですね。沖縄の「モーアシビー」、古代の「歌垣」がルーツなのでしょう(今は「つつじ祭」として継承されています。今年はステージ司会をさせていただきました)。
一族郎党を越えて、集ったみんなで仲良く楽しむ場。
男女が出会い、新たな家族が広がる場。
聖域で行うことから、祖霊や地霊との交歓、神人共食も大きな目的だったのでしょう。

最近『神野の民話』を読み直していて再発見したことがあります。
曰く、「神野山は、昔、毎年旧暦5月12日に【火祭り】があり、ウツギの木で火をおこし、遠くは三輪・長谷からも火種をもらいに人々が集まってきた。このカガヒの祭りは、男女の語らいの場になっていた」。

まさに古代の歌垣の世界なのですが、それが旧暦5月12日だという説は再発見でした。
八十八夜の十日後か、はたまた旧五月五日の一週間後か。
このあたり、日程がぼやけているのですが、ひょっとすると夏至だったのではないかという思いも湧いてきます。

古代ケルトでは夏至の夜、太陽と祖先への感謝の言葉を唱えながら火を起こし、健康を祈願して焚き火を飛び越える遊びに興じたといいます。
今でも北欧では、夏至祭の聖なる火は家に福を呼ぶと考えられており、新婚夫婦は新しい火を家に持ち帰るとのこと(大和高原の古習、フクマルコッコにそっくり!)。恋人同士で手をつないで焚き火を飛び越えると、無事、結婚できるという話も。
そして、夏至の日の朝露には奇跡的な治癒力があると言われているそうです。

 夏至の火と水に宿る、新たな生命エネルギー。

生命の再生、よみがえり。
日本では若水という考え方があって、新年最初に汲んだ湧水を聖なる水として儀式に使っていました。しかしその祭祀には、火の要素もあったようです。 東大寺二月堂の「お水取り」も、火と水の祭祀ですね。

今年、神野山のある山添村で聞き取りした「年迎え行事」で、非常に興味深い風習がありました。年迎え行事は家によって異なるのですが、とある家では、初日の出を拝んでから、新年最初の水、若水をバケツに汲み、そこに鉗子(蜜柑)浮かべます。で、その水で、お雑煮をつくったり、顔を洗ったりするのです。
新たなる、よみがえりのエネルギーを全身に浴びるわけですね。

ところで、この鉗子(蜜柑)には、太陽のイメージが付随します。
万葉集では、田道間守が常世から持ち帰った不老不死の実「トキジクカグノコノミ」として、橘(蜜柑)が有名です。カグ、つまり輝く果実。

蜜柑が太陽や火の象徴でもあることの他の理由は省略しますが、鉗子(蜜柑)をワカ水に入れるということは、太陽や火のエネルギーを水に転写させる、つまり火水の陰陽和合を意図しているのでしょうか。
http://blog.goo.ne.jp/tuk_trei/
カンボジアの民俗風習を記した上記ブログで、水を含んだライムで仏像を洗う場面が出てきますが、これを読んで、すぐに山添村の年迎え行事を思い出しました。(このブログでは、村人の粽に関する発言もありますが、これまた、以前取材した「柿の葉寿司」の取材を喚起させるのです。う~ん、古代の香り漂う山間の民俗風習って、本当におもしろい!)

先月、神野山ツアーの後、断食状態になったときに「水を飲む」夢を見たのですが、詳細を言うと、「柑橘類のようなものを入れた水」を飲む夢だったのです。

さてイメージを膨らますと…、
彦根の彦が「日子の根」を、ワカ山の「日置」川でいただいた果実が蜜柑を象徴していたとしたら。

大地に根をはった生命樹が、太陽と水のエネルギーを浴びて結実する。
火と水による陰陽和合が始まったのかもしれません。

山に隠されし宝、双身の象、歓喜天のエネルギー。

 火水が和して 生まれし光
 日月の生みし 星の輝き

 時空を交えて 新たな実ぞ結ぶ

 山より言霊  宣り上ぐる日

 光の家族の再会

再生する ひとつの私
美しき この地球で


よろしければ、夏至の日に、いざ神野山へ。
http://rupa.exblog.jp/8275649/
# by rupa-ajia | 2008-06-12 20:05 |

光と水の季節に ~夏至、東山中 聖なる山へ~(随時更新)

今日、梅雨入りしました。  恵みの雨、水の季節の始まりです。
そして、日の光が満ちていく夏至に向かっています。

夏至の21日と22日、大阪のマルガユニティーの藤原真奈美さんの企画「光と水☆フェスタ」をお手伝いすることになりました。
ちょうどその頃、湖国、滋賀から大和入りするという吉本有里さんからの連絡が入りました。
魂の姉、有里さんとの再会です(嬉しい♪)。

真奈美さんと初めて会ったのは、今年、満開の桜の下、柳生陣屋跡にて。
水の都、本来の大阪の輝きを戻すべく、大阪漁業協同組合の方々、EMぼかしネットワークの主婦の方々と始めた水質浄化のアピール活動。 地域に根ざした動きが、やがて淀川の上流、滋賀の「比良八講」へとつながっていく…。 まさに水の流れのように、とうとうと語る真奈美さん。その最後に「この活動を、今回、何故か奈良でやりたくなって。で、マヤちゃんの紹介で柳生に来てん」。

かつて東山中と呼ばれたここ大和高原は、古くから西側の奈良盆地一帯の水源地、材木の供給地でした。今も柳生は奈良市の取水地。山添村と接する水源の布目ダムの湖底には、縄文早期の遺跡が少なくとも2つ、眠っています。
そして水だけでなく、日の昇る方、光満ちる方として、大和の東方は尊ばれてきたようです。

天から大和高原にそそいだ水は、奈良盆地から大和川を経て大阪湾に。木津川を経た水は宇治川などを経て京都、一部は琵琶湖へ。そこからまた淀川を経て大阪湾に。
東山中は、浪速の海、近江の琵琶湖とつながっているのです。

今回、真奈美さんは、夏至の前に、堺市(大和川)と大阪市内(淀川)でのイベントを経て、大和高原に来られます。そして有里さんは、滋賀(琵琶湖)の信楽から大和高原へ。

 海山をつなぐ川
 天地をつなぐ人
 水の源へと結集するさまは、まさに光の流れ

以前、沖縄のカミンチュの友人が言っていました。「川の下流域にいる龍たちが弱っている。その龍たちの力を取り戻す一つの方法として、上流、できれば水源地の水を少しいただいて、祈りと共に下流に流すのがいい」

 光満ちる夏至の日。
 水の源、大和、東山中の聖なる山、神野山に集いませんか。

   女神サラスバティー、古代の舞
   時空を越えて誠の心をつなぐ観音さまの唄

 翌日は、山上の弁天池で、神野山の女神の伝説を語らい、
 大和高原の南、重要な水の聖地を訪ねます。

 内なる光の清らかな流れ
 ひらき、つなぎて、新たな時を巡らさん

 水と光の季節に

★*******************************************************************☆
            光と水☆フェスタ
        インド古典舞踊 むすびめぐりvol.1
  ~奈良・神野山スペシャル・一泊二日の聖なるツアー~  
   6月21日(土・夏至)午後1時半~22日(日)午後に解散

☆*******************************************************************★転送歓迎
インド古典舞踊・バラタナティヤムは南インドで発祥し
寺院で神々の祈り・神話をあらわしてきた踊り。
水の神様・弁財天、インドではサラスヴァティー女神は芸術の神。

太古からのひとすじの光を心にも灯し、
清き水脈を、人々の和を、むすび、ひらいていきましょう。

節目となるこの年、夏至の日に、奥大和の聖なる山での集い。
大自然の恩恵である大切な水に感謝の心を送ります。

 海山をつなぐ川
 天地をつなぐ人
 内なる光の清らかな流れ
 ひらき、つなぎて、新たな時を巡らさん
 水と光の季節に

<ツアー日程>http://manami-f.com/musubi-meguri.htm
●21日(土・夏至)
 13時半 山添村・神野山の「森林科学館」に集合
      山添村大字伏拝大Tel.Fax.0743-87-0548  
 14時  【インド古典舞踊と水想いメッセージ】
    インド古典舞踊/藤原真奈美
    水想いメッセージ/大阪漁業協同組合,EMぼかしネットワーク      
           あくあ☆りぶらの河本あゆ子
 17時 自由に過ごしたり、皆で夕食の準備、夕食
     山添村「フォレストパーク神野山」Tel.Fax.0743-87-0548
    希望者は月ヶ瀬温泉へ(別途500円)
 ★「毛原の蛍鑑賞会に行きましょう」と書きましたが、その日は人手が多いので、やはり神野山近くの、静かなスポットで蛍を堪能しましょう☆
 20時半 天体望遠鏡で星空観望会
     (神野山は天文ファンには有名スポット)
     炭火を囲んでの静かな語らい、ロッジにて就寝

●22日(日)
 7時 早朝ヨガ(by真奈美)
 8時 朝食(みんなで準備)、ロッジの片づけ&掃除
 10時 【吉本有里 ~山の中のコンサート~】
 ☆吉野のMIROKUさんも演奏してくださることになりました。
 11時 【大和高原聖地ツアー】出発
    (昼食付き、食後に有里さんのミニコンサート)
 午後3時頃 解散(随時、車を同乗して奈良駅へ)
 
【参加費:予約制】(一泊二日:玄米菜食3食付き)
  大人/8800円 
  子ども/4000円
  (大人と同じベッドを使う場合、子どもはさらに1000円引き)
【日帰りの場合の参加費】
 ・21日のみ(インド舞踏など)
   ご予約2000円、当日2500円、中学生以下無料
   (夕食は別途1200円:予約制)
 ・22日のみ(予約制:有里さんコンサート&ツアー&昼食)
     3500円  子ども1000円

==宿泊の皆様へ(雨天決行・ご予約はお早めに!)==
★食事の準備、片付け、ロッジの掃除や毛布の片付けなど、参加者みんなでします。食事は無農薬・無化学肥料の玄米菜食です。
★「子ども」料金は3~12歳。2歳以下無料です。
★持ち物:洗面具、タオルと着替え、懐中電灯、防寒具、雨具、マイ箸・ふきん、ヨガ用の小さなシート、寝袋(持参可能な場合;冷え込む可能性が)。持ち物にはなるべくお名前を。

★集合場所 山添村伏拝888 森林科学館  0743-87-0285
      大阪から名阪国道で1時間。     
       http://www.vill.yamazoe.nara.jp/
      ご予約の際にお確かめください。
 お車の便乗をお願いさせて頂くことがございます。
 便乗が難しい場合、近鉄奈良駅から車を出しますので、
 予約時に詳細をお問い合わせください。

★お問い合わせ&ご予約は
 アジア食堂Rupa
 0742-94-0804(FAX兼)
 rupa@kcn.jp  http://rupa.exblog.jp/

【主催】マルガユニティー
【協力】大阪漁業協同組合 EMぼかしネットワーク あくあ☆りぶら     
アジア食堂 Rupa

追伸:
着ていたら「どこで販売してるの?欲しいなあ」とよく言われる巻きスカートや上着があります(先日の「つつじ祭」や「奈良アート&クラフト」)。 それは、吉本有里さんがタイの孤児院“バーン・トー・ファン(夢を織る家)”から持ち帰る、手紡ぎ、手染め、手織の服です。売り上げは、孤児院の運営資金にもなっています。今回、22日に販売もしていますので、ご興味ある方は是非。着ていて、とても気持ちいい服ですよ。
# by rupa-ajia | 2008-06-02 23:23 | イベント(ライヴ・ワーク等

卯月の終わりに

まぶしい光に輝く緑。
田の苗もしっかり根付き、自然も人も、いよいよ活気づこうとしている山里。

来週開催予定の観光協会総会の出欠の葉書を出し忘れていたため、昨日の夕方、事務局のある柳生藩家老屋敷に葉書を持って行った。
まずは柳生八坂神社にお参り。鳥のさえずり、小川のせせらぎを聞きながら、静かな山道や田畑の脇を行くこと数百m。お手軽な散歩コースとも言うべき近所の道なのに、3歳の息子と手をつなぎながらゆっくり歩いているだけで、江戸時代の親子になったような気分に浸ることができる。笠をかぶった着物姿で、ちょいと杖なんぞ持っているイメージ。
家老屋敷の門をくぐる。「さくら祭」で共に実行委員をしてきた門番風情のA氏に葉書を渡し、大保八坂神社の話で盛り上がる。大保ではアニミズムの香り濃厚な土着の伝統祭祀が、まだ続いている。その話を今度、B氏に聞きにいこう。

で、またのんびりと息子に手を引かれつつ山道を歩いて帰る。道中、彼の発する他愛ない質問が妙に意味深で、一人歩きのときよりも、景色のずっと細かいところまでが目に入る。木立の向こうの息づかいのようなものが、よりリアルに迫ってくる。

帰りはマリシ天山に上がり、正木坂道場と対面しながら、里の全景を見下ろす。
これが、世界だ。

何気ないこのひとときこそが、時空を超えた自分を広げてくれる。
イマジネーションは日常の中に。触感を経由して魂へと直結する、空間の広がり。
現実が常に神秘な自然そのものであった、そんな古を想う。

・・・
今日から裏の「しょうぶ園」が開園して、庄屋脇あたりの空気が一変。
Rupaがオープンして以来、毎年6月に来てくださるご夫妻と再会。
毎年、息子のやんちゃぶりを笑ってくださるのが、私たちにとっても成長を見直す良い機会。

・唐突ながら、「今日のメニュー」
 手作りの皮の野菜ギョウザ
 甘いカボチャ(無事、越冬)とスナップエンドウ(スナップエンドウとヒヨコ豆のディップ添え)
 手打ちの冷やしうどん(天日干しぜんまいと薄揚げ、さやえんどうのトッピング)
 豆腐のしょうが焼き(新玉葱とアサツキのお浸し、満願寺トウガラシ添え)
 コンニャクと天日干しエリンギ、ウドのきんぴら
 クスクスとナス、アスパラ、パプリカの中近東風和え物
 ソラ豆の梅肉あえ
 紅芋とユズの黒糖煮
 ヤーコンの味噌漬け
 大根の酢漬け(古漬け)
 羽間農園の古代米入り玄米
 38種ブレンドの薬草茶+羽間農園の天日干し手作り番茶
 エチオピア産の野性のコーヒー+ハワイ産のフレーバードコーヒー(マカダミアナッツ風味)
(有機玄米は広島の実家産、野菜は実家産・地元産・自家製・自然採取、小麦粉は北海道産、全粒粉有機小麦は、実家産・実家製粉)

今月は、夏至の21日と22日に、山添村の神野山にて一泊二日のディープなツアーを実施することになった。多くの流れがシンクロし、「水と光」をテーマに集うことになったスタッッフたち。
詳細は明日あたりアップの予定。いざ、水と光の源流へ、是非、ご参加ください。

毎年6月は、「しょうぶ園」のお膝元、という感じで庄屋脇にべったりという状況だったが、今年はいつもとちょっと違う。
夏至の日までに、生駒の宝山寺(柳生とは深い縁が)、湖東の彦根、和歌山の白浜(彦根と白浜は柳生をはさんで直線上)に行く取材や出店などがある。どれも水のかかわる意味深な訪問になりそうな予感。今は節目の時なのだと思う。節の第一段は、彦根から宝山寺に向かう、旧暦五月五日の来週末から週明けか。

古の人々は、ひとかたならぬ思い入れや意味を旅に付与していたのだろう。
「ちょっと出張に、ちょっと遊びに行ってくる」、きれいなパッケージにシールを一枚貼り付けたような旅からは想像もできないような、深淵な世界に飛び込んで行ったのだと想像する。

包みを開き、時空の息づかいを吸い込む
神秘へ続く道は、この日常のただ中から始まっている

水晶山に木霊する

 鶯の声
# by rupa-ajia | 2008-06-01 17:06 | 大和高原(地元ネタ)

日月地の重なるときに

週末の「神人さんライヴ&聖地ツアー」にご参加いただきました皆さま、本当にありがとうございました。皆さまと共に、このタイミングで濃厚な時を過ごせたことを、心から感謝しています。
翌日の月曜はツアー・オブ・ジャパン(自転車競技)で布目ダムに出店だったので、一日中ドタバタ。。。昨日のお昼近くになって、ようやくしみじみ思い出しておりました。
相変わらずソソウの連続で、聖地ツアーでは、あり得ないようなナビのミスもしてしまいまして、本当に申し訳ございませんでした~。 しかし、皆さまの温かなサポートには、いっぱい、いっぱい癒されました…。本当にありがとうございます。
いろんなことがあって、言葉にできないことばかり。
この2日間のトータルな流れそのものもメッセージでした。
ステージの最初に、柳生に関する大切な作業を果たしてくださった神人さん、本当にありがとうございます。

今回、神野山山頂で大の字に寝っ転がったりして時間がおし、予定箇所を随分と省略しました。でも、その気持ちよかったこと! なんと私、山頂で寝っ転がったのは初めてだったのでした。

  地球のやさしさ、恵みを、じんわり感じました。

「神人とは、神=地球に、感謝し、生きる人」とのことですが、基本はまさしく、これなんですね。 私も、本来のシンプルな神人に戻っていきたいです。

ところで今日は、とても良い天気。 輝く緑が美しいです。
私は、5月・牡牛座の満月に生まれました。
新暦でいうと今日が誕生日なのですが、日月地が重なる星の並びでいうと、昨日の満月が誕生日です。

さて18日に神野山でみんなと昼食を摂ってから今まで、ほとんど何も食べていません。食べたい気分にならないのです。
18日の夜、豆乳ソースのマカロニをほんの少し、19日の出店中、昼頃に小さなビスコッティを1個のみ。20日は完全に水だけ。
20日未明に水の夢を見て、ここ数日あまり水分を採っていなかったことに気づき、20日の朝に大量の水を飲みました。爽快!
21日の今日もまだ何も食べていないのですが、空腹は感じません。
でも今日は誕生日ということで、、夕方に一家で久々に温泉に行くことに決定。なのでそれまでに、玄米粥を少しだけでも食べておこうかなあと思っています。
(温泉がなければ、このままズルズルずっと断食状態になっていただろうなあ;空腹感もなく快適なので)

誕生日は、両親や亡き兄、ご先祖、、生命を生み育んでくださった地球そのものに感謝する日。そんな思いで、新たに生まれ直す日。
断食明け、生まれ変わって初めて口にする食事にも、感謝したいです。
両親が育ててくださった玄米の粥、今日はどんな味がするかな。

話はまた変わりますが、18日の聖地ツアーで、ふさこさんの車に乗せてもらっていた女性陣で、「ナビ」「ナベ(闇鍋)」の話題になっていました。(道中、楽しかったですね~~)
「神奈備(カンナビ)」の「ナビ」も、「ナビゲート」の「ナビ」の意味合いもあるのかも、、と、昨日ふと思いました。
18日の聖地ツアーで私のナビのミスのため、少々、不安な思いにもなりました。言い訳になってしまうのですが、途中の迷いがあったため、皆さんの優しさや温かさを感じることができて、より一層、何かに到達できたかのように感じました。

今まで、奈良チームで敢行してきた「闇鍋」でも、現場に向かう途中で鍋をもったワタルが一人で道に迷うという妙な儀礼的ジンクスがあり、そのお陰で、より一層、鍋が有り難く楽しいものへと盛り上がっていきます。(ローカルネタですいません)

神野山には、有名な「なべくら渓」という一大イワクラ密集ルートがあります。
「くら」は神の依ります「座」の「クラ」でしょうが、「なべ」はもしかしたら「ナビ」という意味合いもあるのでしょうか。
なべくら渓は、地元では「天と地がつながる場所」として言い伝えられてきていて、神野山山頂も宇宙との交信場所というイメージです。

なべくら渓を上り、イワクラに導かれて、神の座である山頂に向かう。
なべくら渓が、山頂に向かって累々と続くイワクラであることを思うと、その自然の姿そのものに、大きなメッセージが込められているような気がします。

 つまり、プロセスそのものを味わい、楽しむこと。

迷うこともあるだろうけど、だからこそつながることもある。
人生のプロセスも然り。
ナビゲートし、守護してくださる方々に、心から感謝したいです。

 うれし、うれし。本当に有り難く、嬉しいことです。

そんなことを、昨日、満月の日に思っていました。
昨日から今日にかけて、メールや電話、葉書、柳来などで、お祝いのメッセージをいただいておりまして、皆さま、、本当にありがとうございます(涙)。息子も、今朝、「おめでとう」と言ってくれました。

家族やご先祖さま、各地の友人たち、目に見える存在、目に見えない存在、すべての存在、、地球に、宇宙に、感謝します。 今の気持ちは、、まさに感謝と歓びのみです。
この思いのままに生きていきたい。新たな再生の日に感じています。

   ありがとうございます。
# by rupa-ajia | 2008-05-21 14:50 | イベント(ライヴ・ワーク等

17・18日【神人さんライヴ@Rupa】ご参加の皆さまへ

今週末、17日・18日の「神人さんライヴ@Rupa&聖地ツアー」にご予約・ご予定いただきました皆さま、ありがとうございます。

夕方6時からライヴが始まりますが、その前に、京都の「そよか」さんが、一人芝居をしてくださることになりました。

 一芝居は、5時半にスタート☆
 そこで開場を、5時にしました!

ご都合の宜しい方は、是非、5時頃にお越し下さいませ。
今回も、とても素敵な方々が集ってくださいます。

・・・
多くの出来事を知らせる波が、世界を駆けめぐっています。

でもきっと、今ここで、できる何かがある。そう信じています。
小さなことでいい。大きな扉を開ける、小さな鍵。

昔、民俗学を志したある人が、民俗学者の宮本常一氏にこう言われたそうです。

  「きみは人間を尊敬することによって解放されるよ」。

人間を、大地を、地球を、宇宙を尊敬することで、 自らを解放する。

 自由な心へと続く道
 原初の神性が目覚める

生命あふれる 大地の上の
飾らない 日々の小さな歩み

   カムナガラ 尊き 一歩
# by rupa-ajia | 2008-05-13 19:19 | イベント(ライヴ・ワーク等